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» 2008年03月26日 15時42分 公開

特集:薄型テレビにあわせる一体型スピーカー:迫力よりも自然さ、2chにも強いマランツ「CINEMARIUM」 (2/3)

[野村ケンジ,ITmedia]

ユーザビリティチェック

photo 高さは153ミリと一般的だが、奥行きは143ミリと壁掛けとしてはやや長い。幅も1080ミリあるので、50V型以上のプラズマ/液晶テレビがターゲットか?

 重量はアルミ製キャビネットを採用しながら12キログラムに抑えられているので、ラック置きであれば1人でも設置は可能だ。別売の金具を使って壁掛けもできるようになっているが、その際は重量的に2人で作業を行う方が無難そう。また奥行も14.3センチあるため、フラットディスプレイよりも少し出っ張ってしまうかもしれない。ただ存在感のある上質なデザインが与えられていることから、そういった場合でも「スピーカーが野暮ったい」と思うことはなさそうだ。

 配線は、プレイステーション3をHDMIで、テレビとはHDMIと光ケーブルの2つを繋ぐだけ。HDMI端子搭載モデルはとても簡単だ。ただしHDMI端子とそのほかの接続端子が両側に離れて用意されていることと、端子の接続方向がボディに対して水平となっているため、使用環境によってはケーブルに多少の余裕が必要になりそう。テレビとの接続ではとくに問題はなさそうだが、HDMI接続するプレーヤーをテレビ左下に置く場合などは、必要なケーブルの長さを事前にチェックしておこう。

photophoto 右後側に用意されたHDMI端子は入力が2系統、出力が1系統。水平方向に差し込む構造のため端子の大きいケーブルだとはめにくい。そのぶん外れにくいというメリットもある(左)。左後側にはそのほかの入出力端子を配置。リモート出力が用意され、ES7001と連動してマランツ製機器がコントロールできる

 初期設定では、ES7001を置いている位置がテレビよりも上か下か、視聴者の人数、視聴位置までの距離を行うだけ。変更もリモコンを使って簡単に行えるため、不便さを感じることはない。

 他社製品に見られるような「シネマ」「ミュージック」などのサラウンドモードはとくに用意されていない。音質を重視したい、マランツらしい主張だ。視聴するソースによってサラウンドモードを切り替えることがないため、HDMI接続したテレビとは主要な部分が全て連動操作が可能。リモコンが1つで済むのは嬉しい恩恵だ。そういった利便性を考えると、その潔さがかえって好ましく思えるくらい。いっぽうで、小音量でも闊達なサラウンドを楽しめる「ナイトモード」や、ステレオ音声を迫力あるサラウンドに変えるドルビープロロジックII(ムービーとミュージックの2モードを採用)などの便利機能は搭載されているので、使用上の不満はほとんど感じなかった。

 リモコンは、テレビやDVDプレーヤーなどを一元操作できるマルチタイプ。上から各機器の電源、入力切替、ES7001の設定と機能的に並んでおり、操作性はかなり良い。ボリュームやミュートなど、テレビとスピーカーのボタンが個別に用意されている点も好ましい。テレビのリモコンに替えて、こちらをメインに使うのも悪くない選択だ。

photophoto リモコンはテレビやDVDプレーヤーなども操作できるマルチタイプ。カバーもなくボタンレイアウトも分かりやすいため、使い勝手は上々だ。ポジション(視聴位置)やエレべーション(設置高さ)などの初期設定も個別ボタンが用意されている点も素晴らしい

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