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» 2008年03月31日 08時30分 公開

レビュー:超高画質を求める人向けの個性派デジカメ――シグマ「DP1」 (2/6)

[荻窪圭,ITmedia]

28ミリF4ながらシャープなレンズ

 ではカメラの話。

正面から、電源オフ時と電源オン時。フラッシュはこのようにポップアップするが、レンズとの距離が短いので、フードを付けた状態で内蔵フラッシュを発光させると、フードの影で一部がケラれてしまう

 そのFOVEON X3の前に付いているレンズは35ミリ換算で28ミリ相当(実焦点距離は16.7ミリ)の広角単焦点レンズで、開放F値はF4。単焦点でF4というのは暗く感じるが、スペックよりもボディをコンパクトに収めたい、隅々までよりシャープな歪みのない描写を得たいという方を優先したのだろう。F2.8にすることでレンズがさらに大きくなって、ボディ自体がコンパクトでなくなるよりは、F4でも今の大きさでとどめたのは正解だと思う。とても描写は気持ちいい。

 レンズで気になったのは最短撮影距離。一番寄っても30センチであり、28ミリ相当でこの距離となるとマクロ撮影には使えないと思っていい。こちらは残念である。

側面から撮影。これは電源オフの状態。フードアダプタを付けるための溝がむきだしなのはちょっと
別売りのフードと光学ファインダーを装着した状態。このフードは標準同梱品にして欲しかったと思う。フードをつけないとフィルタも装着できず、レンズがむき出しになる。フードを付けると多少保護にもなるし(左)。フードを付けた状態で斜め上から(右)

 もうひとつ気になったのはレンズにフィルタを付けることができないこと。むき出しである。フィルタを付けるには別売りのフードアダプタ(フード付)を装着しなければならない。このフードアダプタ&フードは必須アイテムといっていいだろう。

 AFはコンデジと同じく撮像素子によるコントラスト検出式。だからAF速度や、AF時にレンズがジジッと動く感じはコンデジと同じだ。よって、使用感もかなりコンデジっぽい。撮像素子以外はコンデジと思ってよいだろう。

 AFの測距ポイントは9点から選べるが、それにはいちいちメニューに下りねばならい。それはとても面倒なので結局中央でAFロックするかMFで撮ることが多くなる。

 ISO感度は100から800。800まで上げてもそんなに絵が荒れるわけじゃないので、もうちょっと上げられそうな気もするが、そこは設計思想の問題だろう。

 少なくとも「いつでもどこでも何でも撮れます」系の汎用コンデジでないのは確かだ。

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