今日から始めるデジカメ撮影術
第96回 子どもと日常と成長の関係(1/3 ページ)
今の子どもはうらやましいというかなんというか、生まれた瞬間から無数の写真や映像がどんどん記録されていく。特に赤ちゃんの頃などは、すべての表情を残しておきたい、成長のすべてを記録していきたいという勢いで撮られていくのである。
そして気に入った写真だけプリントしてアルバムにしたり、CDやDVDに焼いていつでも見られるようにしておくのである。
できればケータイではなくデジカメで撮っておきたい。あとから見返すにはデジカメの方がいい。デジタル一眼レフがあったらいうことないけれども、さすがにそこまでの余裕はない、あるいはデジタル一眼レフではとっさの瞬間にすぐ取り出せないという人はポケットに入れておけるコンパクトデジカメがいい。
そんな感じで、赤ちゃん、幼児、子どもを日常の中で撮ってみた。
赤ちゃんを撮る
まずは生まれて数カ月の赤ちゃん。
赤ちゃんを撮るときは「できるだけストロボをたかない」。室内の赤ちゃんに近距離で発光すると目によくないといわれているし、そうでなくても室内でのストロボ撮影は赤ちゃんを驚かせてしまうもの。普段からたくさん撮るのなら使わないよう意識すべし。まあ、たまにストロボを発光禁止にするのを忘れててたいちゃったというくらいならそう気にしなくていいと思うけど。
赤ちゃんの頃は室内で撮る機会が圧倒的に多い。でも室内は比較的暗くて撮りづらい。
おススメは昼間の窓が多い部屋。直射日光は差さなくても外の光がほわっと入っているくらいがいい。顔に、いい感じで横からの光が当たり、顔にちょっと陰影が出るくらいがいい。光の当たる方向というのは重要でストロボの用に真正面から当てたり、天井の照明のように真上から当てるより、斜めから自然に当たる強くない光が一番やわらかく写る。
あとはたくさん撮る。とにかくころころと表情や目線が変わるので、いい顔を撮るぞ、と怖い顔をして真剣になるより、赤ちゃんと遊びながら適当に撮って、そこからいい顔の瞬間を選ぶ方がいい。
室内は昼間とはいえ屋外に比べると暗いので、シャッタースピードが遅くなりがち。かといってISO感度を上げると肌の質感が落ちちゃう。
どうするか。できるだけ手ブレ補正付のカメラを使い、ちょうど止まった瞬間を写す。
顔は止まってるけど、手だけが動いてる、なんて瞬間も動きがあって悪くない。
もっと可愛く撮りたいと思ったら、撮影設定をちょっと工夫。
赤ちゃんの顔はできるだけ明るく撮りたい。そんなときはプラスの露出補正をかけてやる。
どのくらいの補正をかけるかは、光の当たり具合とか着てる服とか背景とかカメラのクセとかいろんなもので左右されるので、いろいろ撮ってみて、自分なりのいい明るさを見つけるといい。
もうひとつのポイントはズーム。
近寄って大きく撮りたい、と思うと、普通はレンズを広角側にして赤ちゃんの顔に近寄る。
実際、広角で撮る方が何かとブレにくくていいんだけれども、広角側だと顔の立体感が強調されてすぎて写っちゃう。同じような角度でも3倍ちょっとくらいの望遠側で撮ると違う。
望遠側は手ブレや被写体ブレしやすいのでなかなか室内では使いづらいのだが、写りはこれだけ違う。ユーモラスに撮るなら広角側で、カッコよく撮るなら望遠側でって感じかも。
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