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ディズニーの夢物語が現実世界に飛び出したら……。誰もがハッピーになれる大ヒット作「魔法にかけられて」が、7月18日にBlu-ray Discで登場。
本編ディスクのみの1枚組。特典は「ザ・Dファイル」(各シーンの元ネタ映像を見せながら解説する「魔法にかけられて」のトリビア)、「ファンタジーから現実へ」、ケヴィン・リマ監督による解説付きの未公開シーン、NGシーン集、「ポップ・アップ・アドベンチャー:がんばれピップ!」、ミュージック・クリップ(Byキャリー・アンダーウッド)などを収録している。
魔法の王国アンダレーシアで白馬の王子様を待つジゼル(エイミー・アダムス)。ある日、ついにエドワード王子(ジェームズ・マースデン)と運命的な出会いを果たし、結婚を誓うが、王子の継母で魔女のナリッサ女王(スーザン・サランドン)によって底なしの井戸に落とされてしまう。
そこで彼女のことを待ち受けていた地獄とは、現代のニューヨークだった。大都会のど真ん中でパニックに陥るジゼルだったが、バツイチでシングルファーザーの弁護士ロバート(パトリック・デンプシー)に救われる。彼は世間知らずのジゼルに手を焼きつつも、彼女の純粋さに惹かれていく。
「シンデレラ」「白雪姫」など自社作品へのオマージュを込めた冒頭のおとぎの世界はアニメで、ジゼルがニューヨークに送り込まれてからは実写で描かれている。おとぎの国のプリンセスは、森の動物たちと会話ができ、歌って踊って、楽天的な日々を過ごす。一方のニューヨークでは、歌って集まってくるのはゴキブリとネズミとハエ、突然歌ったり踊ったりしない、会った当日に結婚するのではなく、デートを重ねて相手を見極めてから結婚するなどなど、ファンタジーのルールが通用しないのだ。ディズニー・アニメの名場面を笑いの種に仕込んだアイデアがユニークで、下手なコメディよりも笑える。
実写版のプリンセスを演じたエイミー・アダムスにも注目。身振り手振りが大きく、いちいち歌と踊りで感情表現し、浮きまくっているプリンセスをキュートに好演。三十路過ぎでディズニー・プリンセスを体現した、その根性と違和感のなさにも拍手を送りたい。
スタートこそ子供向けのシンデレラストーリーだが、次第に現代ニューヨークを舞台にしたロマンスものへと発展していく展開は、大人の鑑賞にも十分堪えうる仕上がり。女性だけでなく、この自虐ネタは男性にも楽しいはず。
関連サイト:http://www.disney.co.jp/movies/mahokake/(公式サイト)
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