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“5倍録画”の「AQUOSブルーレイ」新登場エコモード搭載(2/2 ページ)

» 2008年05月19日 17時35分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 DRモードで記録した番組はMPEG-4 AVCに変換しながら光学メディアにダビングする「ジャストダビング」が利用可能。メディア残量に応じて4.8Mbps〜16Mbpsまでの10段階でビットレートを自動調整し、ぴったり収まるようにダビングしてくれる。ジャストダビング時にビットレートの手動設定はできないほか、ダビングには再生時間と同じ時間が必要になる。また、DVDメディアにハイビジョン解像度で録画する「AVCREC」には対応していない。

見どころやニュースを素早くチェック

 再生関係の新機能として「見どころ28」が挙げられる。これは、HDDに録画した番組を再生時間で28等分し、チャプターを打つという機能だ。28個のアイコンを一覧表示できるため、スポーツ特番など長時間の番組でも見たいシーンや競技を素早く探し出せるという。

 また、あらかじめ指定したチャンネルの「ニュース・報道」番組を自動録画しておき、リモコンの「ニュース」ボタンですぐに再生できる「一発ニュース」も搭載。録画した後にニュース番組があると自動的に上書きするため、HDD容量を圧迫せず、常に最新のニュースを視聴できる。

photophoto 「見どころ28」の一覧画面(左)と「エコモード」のスイッチ(右)

 環境意識の高まりに応え、「エコモード」を搭載した点も新しい。本体前面に専用のスライドスイッチを備えており、これをオンにすると、待機消費電力を従来比70%カットしたわずか0.3ワットに抑えるという。通常の電源オフ(スタンバイ状態)の1ワットを超える省電力待機モードといえる。

 エコモードでは、レコーダーは予約録画以外の動作を行わず、リモコン操作も受け付けない。このため利用シーンは限られそうだが、同社では「お休み前や旅行前にエコモードにするとレコーダーを効率的に使用できる」としている。

photo AQUOSを接続すると、自動的に認識して「AQUOS純モード」がオンになる。自動調節するパラメータの詳細は未公開

 HDMI周りの機能も充実させた。BDソフト視聴時には1080/24p出力が可能なほか、DVDやデジタル放送をプログレッシブ出力する専用のIP変換LSIを搭載。AQUOSを接続した際には、パネル特性に合わせて各種の画質パラメータを自動調整する「AQUOS純モード」がオンになる。

 もちろん「AQUOSファミリンク」もサポート。対応するAQUOSと接続すれば、テレビで視聴している番組をワンタッチで録画したり、見ている番組のジャンルに合わせて「AQUOSオーディオ」のサウンドモードが切り替わるといった連携動作が可能だ。

 このほか、HDMI信号の波形を最適化してエラー発生を抑えるコモンモードフィルターも搭載。HDMIは金メッキ仕様とし、同じく金メッキ仕様のHDMIケーブル1本(2メートル)を同梱する。

 そのほかの主な仕様は下記の通り。

製品型番 BD-HDW30 BD-HDW25 BD-HDW22
HDD容量 1Tバイト 500Gバイト 250Gバイト
録画可能メディア BD-R(LTH、2層対応)、BD-RE(2層対応)、DVD-R/-R DL/-RW(CPRM対応)
チューナー 地上/BS/CSデジタル×2、アナログ地上波×1
入力端子 S端子/コンポジット×2系統、USB(マスストレージクラス対応)
出力端子 HDMI×1、D3×1、S端子×1、コンポジット×1、光/同軸デジタル音声など
外形寸法 434(幅)×343(奥行き)×68(高さ)ミリ
重量 約5.4キログラム 約5.3キログラム 約5.2キログラム
発売日 7月1日
店頭想定価格(※) 28万円前後 18万円前後 15万円前後
※:価格はオープンプライス
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