日本ビクターは6月9日、「ビデオカメラ用デュアルコーデック対応HD信号処理LSI」を発表した。従来のMPEG-2にくわえ、MPEG-4 AVC/H.264のハイビジョン信号圧縮方式をサポート。多様なユーザーニーズに対応できるビデオカメラが開発できるという。
新LSIを搭載したビデオカメラは、高ビットレートによる安定性や充実した編集環境が魅力のMPEG-2と、より圧縮効率が高く長時間記録が可能になるMPEG-4 AVC/H.264を1台で使い分けることができる。また、MPEG-4 AVCに関しては、コーデックアルゴリズムの最適化により、5Mbps程度の低いレートでも1920×1080ピクセルの記録が可能になったという。
ビクターでは、このLSIを画像処理エンジン「HDギガブリッド」に搭載し、「HDギガブリッドDuo」としてリニューアルする構え。民生用と業務用の両方を視野に製品展開を図る。
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