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» 2008年06月12日 08時30分 公開

第98回 水族館と水面の関係今日から始めるデジカメ撮影術(3/4 ページ)

[荻窪圭,ITmedia]

イルカのショーを望遠で撮る

 次は外へ出てみる。しながわ水族館はイルカ、ペンギン、アザラシなどを屋外で見て楽しめるのだ。

 イルカはショーで、アザラシは地下から水槽を見上げることもできるし、上から水槽をのぞき込むこともできる。

 まずはイルカ。ショーの時間は決まってるので早めにいって撮りやすい場所をゲット。そしてイルカ用に用意したDSC-H50を取り出す。

 まあイルカは大きいし、意外に近くでやってくれるので15倍まではいらなかったけど。

 ポイントは「イルカが今何をやってるかが分かるよう」に撮ることと、こういうショーはテンポが早いので気をつけること。のんびりしてるとあっという間にチャンスを逃します。

輪を回しながら泳いでます(左)、イルカの高飛び(右)

 動きを止めて撮るには「シャッタースピードを速くする」。今回はスポーツモードを使ったので自動的にシャッタースピードが速くなったが(ジャンプの写真は、1/1250秒でISO160)、通常の撮影モードで撮るときは、ちょっと感度を高めにしてでも1/500〜1/1000秒を確保したい。

 普通の「オートやプログラムAE」だと、カメラが勝手にシャッタースピードを決めてしまうので、明るいところでもシャッタースピードがあまり上がらないことがある。それを避けるには絞り優先AEかシャッタースピード優先AEを使う。絞り優先AEでも、絞りを開放にしておけば自動的にその明るさにおける一番速いシャッタースピードになるから結構便利に使える。

 いずれを使うにせよ、ときどきISO感度をチェックして適正な明るさで撮れるようにしたい。

 フルオート系のコンパクトデジカメでも撮影モードによってシャッタースピードを速めにセットしてくれるモードを持っていることがあるので試してみるべし。

 もうひとつはピント。こういうジャンプした瞬間だと、AFが追いつかず、背景にピントが合ってしまいやすい。実はこの写真も微妙です。

 あらかじめどこにイルカが表れるか見当がつくならば、そこにピントを合わせておいて待つ、カメラが間違ってAFを合わせそうな背景(この場合は遠くの木々)は避ける、などちょっと工夫を。

 3番目に、構図によって縦位置で撮るか横位置で撮るか判断すること。イルカのジャンプの場合、「上方向へ飛ぶ」「イルカは縦長に映る」ので、カメラも縦向きにした方がカッコいい。

輪くぐりの瞬間(左)、イルカの大ジャンプ(右)

 終わったらご褒美。

魚をもらう瞬間を縦位置で(左)。望遠を生かし、横位置で顔のアップ(右)

 そうそう、意外な穴場は、ショーのあと。ショーのあとは次のショーの練習をしたり、イルカの自由時間だったり,ごはんの時間だったりするので、のんびり撮れるのだ。

オフタイム、自由に泳いでたイルカ。ときどきプールサイドに自力で上がっては、また中に落ちて泳ぐ、という遊びをしてました(左)。ショーの練習をしてたアシカ。こういうシーンに出会うとちょっと楽しい(右)

 ちなみにイルカの水槽は水深が深くて、実は地下からものぞき込めるようになっている。


 いろんな角度で楽しめるのも水族館の魅力。

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