では、FinePix F100fdを使って撮ってみよう。
ポイントは水族館の館内は暗いけど、水槽は照明や外光で意外に明るいところがある、ということ。深海魚のように明るくできない魚のいる水槽の前では無理しない。
ちなみに暗いフラッシュ発光禁止の水槽で無理して撮ってみた。
サメの水槽で、ISO3200まで強引に上げて撮影。さすがにこれだけ暗いと厳しいが、こればかりはしょうがない。
で、ISO感度。しながわ水族館の場合、外光が入っている一番明るい水槽ではISO400、そうじゃないところではISO800でなんとかなった。暗い水槽ではもっと上げないとしょうがないので、ギリギリまで上げよう。最近のコンパクトデジカメなら多少ISO感度を上げてもOKだ。
ISO感度をオートにしていると、機種によってはあまり高く上がらないので、自分でセットするといい。
ISO感度の目安はシャッタースピード。たいていのデジカメはシャッターを半押しにするとシャッタースピードが表示されるのでそれをときどきチェックする。最低でも1/30秒から1/60秒で切れるくらいまで上げたい。
水槽の魚を撮るときはズームは広角側で。水中は光の屈折率が異なるので、ちょっと大きく写るからだ。撮りやすいのは手前のガラス近くにいるヤツだから、望遠にする必要はなし。
続いて、マクロモードにする。その方がピントを外さない。
そして撮る。レンズをできるだけガラスに近づけて、ブレないように気をつけて。
できるだけゆっくりまっすぐ泳いでいるところを狙う。しばらく見てると、その行動パターンが見えてくるから、待ちかまえて撮る。
ついでに案内も撮っておくと、あとで魚の名前が気になったとき安心。
もうちょっと具体的に。
まず、撮りたい魚の目星をつけ、行動パターンをチェック。
できるだけ左から右、右から左に長く泳いでくれるヤツがいい。
次にそいつが近づいてきたと思ったら、液晶モニターの中央にそいつがくるようカメラを動かしながらシャッターを半押しにしてピントを合わせ、ちょうど正面に来たとき撮影する。カメラは常に魚の動きに合わせて一緒に動かそう。相手は動いているので、動きを合わせないと被写体ブレしてしまう。
画像を確認して、気に入らなかったら撮り直し。拡大機能を使ってズームアップしてみるとブレやぼけを発見しやすい。
動きが遅かったり止まってる魚の時はシャッタースピードが遅くても、手ブレにだけ気をつければ平気だ。
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