パイオニアが今週発表した「KRP-600M 」は、昨年秋に登場してAVファン層の人気を集めた“KURO”シリーズの最新モデル。また「PDP-5000EX」以来2年ぶりのモニタータイプとなる。
「KRP-600M」
チューナーレス&スピーカーレスのモニタータイプは、一般的なテレビに比べるとユーザーを選ぶ。もちろん別売のスピーカーシステムやスタンドを付け、手持ちのチューナー(BDレコーダーなど)を接続すればテレビとして支障なく利用できるが、ほかのAV機器との組み合わせが前提となるからだ。
それでもAVファン層を中心にモニタータイプを求める人は多く、とくに新世代パネルとの組み合わせは、多くのユーザーが期待していたようだ。「KUROの発表以来、『モニタータイプは出さないのか』という問い合わせを多くもらった」(パイオニア)。
パイオニアマーケティング、商品戦略部ホームAV企画グループの濱武史副参事
そこで今回は、パイオニアマーケティング商品戦略部ホームAV企画グループの濱武史副参事に「KRP-600M」の魅力と、ちょっとマニアックな楽しみ方をカメラの前で語ってもらった。
なお、KRP-600Mの概要については発表記事 、モニターとして登場した背景やそのインプレッションについては、「麻倉怜士のデジタル閻魔帳 」や山本浩司の「アレを観るならぜひコレで!」 でも取りあげているので、あわせて参照してほしい。
KRP-600Mの主な仕様は下表の通り。
型番
KRP-600M
サイズ
60V型(16:9)
解像度
1920×1080ピクセル
ビデオ入力
1系統
コンポーネント入力
1系統
PC入力(ミニD-Sub 15ピン)
1系統
DVD-D入力
1系統
HDMI入力
2系統(KURO LINK対応)
スピーカー出力
1系統(6〜16オーム)、出力は9ワット+9ワット(6オーム時)
イーサネット
1系統
RS-232C
1系統
IRリピーター出力
1系統
消費電力
487ワット
待機時消費電力
0.3ワット
外形寸法
1465(幅)×876(高さ)×64(奥行き)ミリ
重量
49.9キログラム
価格
オープンプライス(85万円前後)
発売時期
6月下旬
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