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三菱初のBDレコーダー「DVR-BZ200」を検証する(2)(2/3 ページ)

» 2008年06月16日 02時08分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

実用性の高いオンラインマニュアル「使い方ナビ」

 従来から搭載されているが、画面で確認できるマニュアル「使い方ナビ」は中々実用性が高い。こういった機能はとかくビギナー向け専用になることも多く、結局マニュアルを見なければならないことも多いのだが、情報量はかなり多く、検索性も紙のマニュアルより良好と思えるくらい。今回の試用でも、使い方ナビには随分と助けられた。

photo 使い方ナビ。用途別にまとめられており、紙のマニュアルでは目次に相当する「使い方メニュー」と、索引に相当する「キーワードで探す」の2通り。基本的な使い方を説明するにとどまらない
photophoto このようにハイライト再生でのダビング、オートカットi再生でのダビング方法なども容易に見つけられる。紙のマニュアルは導入編だけでいいのでは、と思えるほど
photophoto こちらは、ハイライト再生でのダビングの詳細。リモコンで使うボタンまで表示される。また複数の方法がある場合、そちらもちゃんと補足説明されている

 開発者インタビューでも触れているが、設定関係の説明画面から直接、設定画面を呼び出すといったことも可能だ。ここまでくると、逆に機能画面からオンデマンドでマニュアルを呼び出すといったこともサポートしてほしいところ。家電機器の場合、メモリ容量など色々と制限も多いと思うが、例えばダビング操作画面からダビングのマニュアルが呼び出せると、ぐっと便利で親切といえるはずだ。もちろんマニュアルを呼び出す必要性がないくらい直感的に使えるのが最善だとは思うが、幅広いユーザーに対応するという点では意味は大きいのではないだろうか。

高度なマルチタスクは魅力

 ユーザーインタフェース全般は良くも悪くもベーシックだ。画面周りではハイビジョンテレビで利用を想定しているのは一覧性と文字サイズを選択できる電子番組表のみで、そのほかはSD解像度を想定。つまりハイビジョン非対応のレコーダーと同じ解像度の低い画面になってしまう。トップメニューも9分割タイプとちょっと古くさい。

photophoto  リモコンの「ナビ」ボタンで呼び出せるトップメニューは最近は少なくなった9分割タイプ。初期のDVDレコーダーではよく見られたが、これを50インチ以上のフルハイビジョンテレビで見たら少々残念な感じになりそうだ(左)。設定画面なども文字サイズはともかく、文字デザインもSD解像度向けのままだ(右)
photophoto 電子番組表はラ・テ欄タイプで、デジタル放送でも広告付き。3チャンネル×3時間、5チャンネル×4時間、7チャンネル×5時間、9チャンネル×6時間の切替が可能。
photophoto 番組名を表示するスペースが確保できない番組は、カーソルを移動することでポップアップ表示される。レコーダー向けの統合システムチップであるパナソニックの「UniPhier」を採用しているので、「DIGA」のそれと似ているのは納得できる
photo 初期設定ではマルチチャンネル表示になっており、画面は1放送局1チャンネル表示になるように設定している。番組表起動時にこの表示にするには設置関連の項目で設定する必要があり、ちょっと分かりにくい感じを受けた。一時的な変更は電子番組表内から黄色ボタンで変更できるのだが……
photo 連続した縦スクロールのときにはカーソル上のチャンネルのみ表示することで高速スクロールを実現した。押しっぱなしでなくてもちょっと素早く上キー、下キーを操作しているとこの表示に切り替わってしまい、思った以上にスクロールしてしまうのはちょっと不満を感じた部分
photo 放送中の番組を選択した場合、視聴のためのチャンネル切替も可能だ

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