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みんなが仲良くなれるスナップカメラ――富士フイルム「FinePix Z200fd」レビュー(2/6 ページ)

» 2008年06月20日 11時11分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
撮影時の画面でこれは顔を検出したところ。十字キーはホイールとしての機能を持つほか、上が手ブレ補正、右がフラッシュ、左がマクロ、下がセルフタイマー(「恋するタイマー」などを含む)である
センターキーを押すと画面にホイールと連動したメニューが表示される。撮影モードと撮影メニューが一緒になっており、撮影メニューを使うにはいったんこの写真の位置までホイールを回さなければならない

 その右にF100fdと同じくホイール兼用の十字キー(クリックホイールのようなもの)があり、それでほとんどの設定をこなすデザインだ。センターキーを押して表示される円形のメニューの中にすべてが入っており、撮影モードも撮影メニューも一緒になっている。

撮影メニューのデザインもホイール風。画像サイズやISO感度もこの中に入っている(左)。ISO感度は最高1600で、AUTOは一種類(右)

 ISO感度変更や露出補正時もまずこのホイール式メニューを表示させ、そこから「MENU」を選ばねばならない。

 F100fdはちょっと上位モデルだけあって、ISO感度などを変更できるFメニューキーが独立していたり、センターキーの長押しで直接「MENU」にアクセスできたが、Z200fdはその「長押し」も使えず、撮影設定を行うにはセンターキー→ホイールを少し回転→MENUを選択……という手順が必要になる。

 つまるところ、ISO感度も露出補正もできることはできるけど、普段は「フルオート」でカメラ任せで撮ってね、というカメラなのである。

機能を設定するとこのように吹き出し式の解説が表示される

 ホイールで変更できる撮影モードには、フラッシュをたかないで感度を高めに設定する「高感度モード」やそれとフラッシュを組み合わせた「高感度2枚撮り」、あとは風景など一般的な撮影モードが用意されているが、面白いところでは「オークションモード」がある。最大4コマの組み写真を撮影できるモードで、指示に従って撮影していくと、VGAサイズの1枚の絵として記録してくれる。

ユニークなのが「オークション」モード。VGAサイズの組み写真を撮れる。2〜4コマでレイアウトを選べる
オークションモードで撮影した招き猫。こんな風に撮ることができる。ただサイズはVGA限定。

 そのままオークションなどで張り付けて使ってください、という機能だ。

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