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フォステクス、4Wayフロアースタンディング型スピーカー「G2000」を発表

» 2008年06月27日 18時57分 公開
[ITmedia]

 フォステクスは、4Wayスタガード・バスレフ型の高級フロアスピーカー「G2000」を発表した。バイオリンレッドとファゴットブラウンの2色で7月下旬に発売する。価格は1本63万円。

photo 「G2000」はファゴットブラウン(左)とバイオリンレッド(右)の2色展開

 使用ユニットは、高音用の2センチ純マグネシウムツィーター、中・低音用の10センチ純マグネシウムスコーカー、同じく中・低音用の20センチHRウーファー、そして低音用の20センチHRウーファーという構成。クロス周波数は1.8kHz/350Hz/80Hz。再生周波数帯域は30Hz〜35kHzという。

 世界初の純マグネシウムHRスコーカーは、金属製振動板ならではの応答性の高さと付帯音の少なさを生かしつつ、純マグネシウムを特殊な成形方法でHR振動板形状とすることで、固有共振を抑制し、奥行きのある中音域再生を実現したという。同じく純マグネシウム製のツィーターは、新開発のリッジドーム型を採用。またウーファーの振動板は、バナナパルプをベースに高弾性カーボンなど数種類の素材を配合し、これを156ミリ径フェライト磁石を2枚使用した強力な磁気回路で駆動する。

 エンクロージャーは、上部の中低音用ウーファーと下部の低音用ウーファーがそれぞれ帯域に適した容量で2分割。スタガード・バスレフ型とした。エンクロージャー自体は天然木の響きを重視して、クスノキ、ユーカリ合板、ブナ合板などを使用している。外形寸法は、317(幅)×1174(高さ)×360(奥行き)ミリ。重量は1本あたり60キログラム。

 入力端子には、銅削り出しのターミナルを使用。バイワイヤリングにも対応する。インピーダンスは4オーム。最大許容入力は150ワット。

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