東芝のVARDIA「RD-S502」は、6月に販売が開始されたハイビジョンDVDレコーダーだ。基本的には「RD-S601」の後継モデルとなるが、HD DVDレコーダーで採用されたMPEG4/AVCエンコードや、DVDメディアにMPEG4/AVCやTSでもダビングが可能な「HD Rec」をサポートしている。
発売からあまり時間はたっていないが、既に2度のアップデートが提供されている。1つはDVDビデオをダウンロード購入できる「DVD Burning」、もう1つが多くの人が待っていたであろうダビング10対応だ。RDシリーズは編集機能が充実しているだけに、ダビング10への期待も大きい。
そのアップデートは他社製品同様に放送波での自動アップデートが行われているほか、LANでインターネット接続していればインターネットからのダウンロードでも行うことができる。放送波でのアップデートに比較すると短時間で行え、さらに決められた時間に電源を切っておくという必要もない。筆者はダビング10が開始された当日にダウンロードでのアップデートを行ったが、ダウンロード自体は数分、アップデート作業全体も20分程度で終了した。
では、ダビング10対応でRD-S502はどう変わったのだろうか。「見るナビ」や「編集ナビ」の録画番組一覧では、従来はデジタル放送の録画番組にすべて「コピー×」のアイコンが表示され、コピーワンスである(ムーブのみ可能)ことが確認できた。これがダビング10対応後は「コピー」に鍵マークを組み合わせたアイコンが追加され、コピーが可能な間はこのアイコンが表示される。コピー回数を消費してムーブしかできなくなると従来通りの「コピー×」のアイコンに切り替わる。
地上デジタル放送と有料放送を除くBSデジタル放送はダビング10に移行したが、「WOWOW」や「e2 by スカパー!」などは従来通り基本的にはコピーワンスのままなので、録画直後から録画番組には「コピー×」のアイコンが表示されることになる。
コピーの残回数は、番組説明やタイトル情報で確認可能で、録画直後で最大の9回になる。ちょっと面倒といえば面倒だが、一覧でこの番組は残り×回、この番組は残り×回と常時確認できないと困る、という人はあまりいないだろう。
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