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ワンタッチで缶詰がオープン! 「カンアーク」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第33回(2/2 ページ)

» 2008年07月08日 15時39分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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乗せてスイッチを押すだけで動作開始

 使い方は、まず本体を缶の上に乗せる。この際に、缶のフチがカッターとドライブホイールの間に挟まるようにセットする。そのまま緑のスタートボタンを1秒間押し続けると作動開始だ。

 動き出したら手を離すと、本体が缶のフチに沿って回転しながら缶を切っていく。完全に動作が停止すれば、作業は完了だ。缶オープナーを持ち上げると、フタも一緒に持ち上がる。もし缶の直径が90ミリを超える場合は、もう1回スタートボタンを1秒間押し続けて作動させる必要がある。なお、本体の下部にはリバースボタンが搭載されていて、これを押すと本体を逆回転させることができる。缶が変形していて途中で止まったりした場合は、このボタンを押すことで本体を缶から離せるわけだ。

photophoto 缶開けの動作中(左)。リバースボタン(右)

 缶を切るときはかなりの音がするかと思ったが、意外に静かである。単三形乾電池2本しか使っていないにもかかわらず、動作はパワフルでいとも簡単に缶を開けられる。もちろん切り口はかなり鋭利で、触れればけがをする可能性があるので要注意だ。缶のフタをマグネットから外すときも、十分気をつけたほうがいい。できたら軍手などをはめたほうが安心だ。

アクションそのものも魅力

photo 動作が停止したらフタを外す

 買ってみて気付いたのだが、この缶オープナーは、缶の外周部分を切る、いわゆる「横切り」をする商品だ。缶切りで切った場合、上から切るため、切り口で中身がボロボロ崩れてしまいがちだが、この切り方なら抵抗なく出てくるので中身を崩さずに取り出せる。自動的に缶を切れるという以外にも、こんなメリットもあるのだ。

 使ってみた感じでは、使い心地、安全性ともに申し分ない。缶切りを使うのが面倒だという人はもちろん、左利きで缶切りがうまく使えないという人にもオススメだ。なによりも、缶を切るそのアクションそのものが見ていてとても楽しい。ワタクシなど、これを入手してからは、缶詰を買うときにわざわざプルトップでないものを選んでしまうほど。この缶開けアクションの妙をぜひ味わっていただきたい。

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