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じっくり見ながら耳掃除! 「イヤースコープG3」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第34回(2/2 ページ)

» 2008年07月22日 00時01分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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粘着式耳かき棒も装着可能

 使用するには、まず耳かき棒をセットする必要がある。装着できるのは普通のスプーン型の耳かきだけでなく、粘着式耳かき棒の「トルぴた」という製品も使える。「トルぴた」は20本が付属しているほか、別売アクセサリーとして購入することも可能だ。

photo 粘着式耳かき棒「トルぴた」

 耳かきのセットが完了したら、今度はピント合わせだ。光源スイッチを入れてライトをつけて、レンズを新聞などに向けて焦点を合わせよう。レンズの拡大率は4倍となっている。ファインダーは目から2〜5センチほど離し、細かい字を見ながらファインダーの周りのリングを回して、画像が鮮明になるまで調節する。この際、左手で本体とケーブルを握って、右手でピントリングを回すように説明書には書いてある。

上位機種への興味がフツフツと

 ピント調節が終わったら、さっそく使ってみよう。左手で本体を握り、右手に耳かき部分を持って耳の穴に入れる。きちんと焦点が合っていれば、ファインダーから耳の穴の様子が見えるはずだ。

photophoto 光源スイッチ(左)とライトを点灯させた状態(右)

 耳かきを入れる角度によっては見えにくいこともあるので、うまく角度を調節しながら操作する必要がある。慣れれば耳穴の表面の様子を確認しながら適確に耳かき棒を操れるようになるだろう。

 それでもうまく使えないという人には、「トルぴた」もオススメだ。粘着棒を使うので、スプーンでかき出すよりも簡単に耳あかが取れる。個人的には、この「トルぴた」だけでも使う価値はあると思う。

 実際に使ってみると、レンズの向け方などには多少の慣れが必要なものの、十分使い物になると感じた。操作方法もシンプルで、使い勝手に不満はない。

 ただし、問題点がないわけではない。それは、この製品を使ったことで、上位機種への興味がフツフツと湧いてしまったことだ。画素数が約2倍となる「イヤスコープGXL」や「イヤスコープTV」ではもっと精細な画像が得られるのかと思うと、そちらも無性に手に入れたくなってしまった。現在、必死に物欲と格闘している最中だが、果たして買わずに済ませられるか自信がない。ワタクシのように耳かきが好きな人は要注意である。

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