米アップルは9月9日(現地)、iPodシリーズの製品ラインアップを改定、第4世代となるiPod nanoを含む新製品を同日より順次販売開始すると発表した。スタイルを一新した新型iPod nanoはPRODUCT(RED)を含む9色展開となり、加速度センサーも搭載。iPod shuffleはカラーバリエーションの一部が入れ替わった。iPod classicは120Gバイトモデルのみとなり、iPod touchは販売価格の価格改定が行われた。
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日本のアップルストアによる価格は、iPod shuffleが5800円(1Gバイト版)/7800円(2Gバイト版)、iPod nanoが1万7800円(8Gバイト版)/2万3800円(16Gバイト版)、iPod classicが2万9800円、iPod touchが2万7800円(8Gバイト版)/3万5800円(16Gバイト版)/4万7800円(32Gバイト版)。
フルモデルチェンジが行われたiPod nanoは、既存モデルに比べ縦長のスタイルとなり「シリーズ史上最薄」というスリム化を実現した。2型(QVGA)のLEDバックライト付きカラーTFT液晶を搭載。加速度センサーの搭載によって横向きのスタイルでもCoverFlowやムービー鑑賞が楽しめる。手にして“シェイク”するだけでシャッフル再生を行う機能を備えた。
iPod shuffleはシルバー/ブルー/グリーン/ピンク/PRODUCT(RED)の5色展開。色数は既存モデルと変わらず、一部のカラーは継続されているが、ブルーとグリーンはパステル調の柔らかな色調から、メタリックな以前の色調に戻されている。
iPod classicは既存モデルが備えていた、容量バリエーション(80G/160Gバイト)を廃し、120Gバイトモデル1本に絞られた。容量バリエーションと販売価格以外は既存モデルと変更はなく、カラーはシルバーとブラックの2色を用意する。
iPod touchは主な仕様に変更はないものの、音量調節ボタンとスピーカーを新たに搭載。よりエンターテイメントマシンとしての色彩を強くした。NikeのスポーツウェアとiPodを連動させるシステムである「Nike+iPod」のセンサーも新たに内蔵され、別売のセンサーをシューズに取り付けるだけで、Nike+iPodのサービスを利用できる。
iPod nano/iPod classic/iPod touchには、ライブラリ内にある関連性のある(相性のいい)楽曲を自動的にプレイリスト化してくれる、「Genius」機能も新搭載した。
また、新たにアクセサリーとしてバランスド・アーマチェア方式を採用したインナーイヤーヘッドフォン「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic」が販売される。イヤーピース内に2つのドライバを搭載することで、 5〜21000Hzの再生周波数帯域を持つほか、iPodの簡易操作を行えるリモコンとマイクもケーブル途中に備える。
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