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カーウイングスに対応したポータブルSSDナビ──“ゴリラ”「NV-BD600DT」

» 2008年09月19日 15時41分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo カーウイングスのサービスが利用できるゴリラ「NV-BD600DT」

 三洋コンシューマエレクトロニクスは9月19日、人気のポータブルSSDナビゲーションデバイス“ゴリラ”の最新モデル「NV-BD600DT」を発表した。10月21日に発売予定で、価格はオープンプライス。実売総低価格は8万5000円前後になるもようだ。

 NV-BD600DTの最大の特徴は、Bluetooth対応の携帯電話を接続すると、日産自動車が提供している「カーウイングス」の情報が取得できること。オペレーターサービスなど、一部のサービスは利用できないものの、VICS情報とプローブ情報から割り出されたリアルタイム交通情報や、交通情報を考慮した最速ルート探索、現在地付近の飲食店検索やニュース・天気予報などの詳報収集が可能な情報チャンネルなど、さまざまな情報サービスが利用できる。

 カーウイングスの利用には、会員登録が必要だが、登録はPCから行える。情報取得にはパケット通信料も課金されるが、Bluetooth接続さえ利用できればキャリアを選ばないので、用途は広がりそうだ。

 ポータブルナビゲーションデバイス(PND)としての基本機能は従来機を継承。高速な処理が可能なGORILLAエンジンにより、ナビゲーション地図を表示しながらSDメモリーカードに記録した音楽やワンセグ放送の音声の再生に対応。タッチ操作による好os句那智図スクロールも可能だ。オプションのバッテリーパック「NVP-DP4」を利用すれば、一部機能の制限はあるもののバッテリー駆動もできる。

 地図データは内蔵の4GバイトSSDに記録されている。住所地番検索数は約3400万件で、電話番号検索も約4000万件、ジャンル検索が約450万件を搭載。3D交差点や3D都市高速入口、方面看板表示なども実現している。エコ運転をサポートする「エコドライブ情報」機能や、ゼンリンデータコムが提供するドライブルート検索サイト「いつもドライブ」で検索した地点データをSDメモリーカード経由で転送する機能なども備える。

 予約録画に対応したワンセグチューナーを備え、ワンセグテレビとしても活用可能。MP3形式およびWMA形式のオーディオフィアイルの再生にも対応している。音楽データやワンセグの音声は、FMトランスミッター経由でカーオーディオのFMラジオから再生することもできる。

製品名 ゴリラ「NV-BD600DT」
サイズ(幅×高さ×厚さ) 157×98.5×30ミリ
重さ 約440グラム
GPS受信方式 パラレル12チャンネル
TVチューナー ワンセグ対応
メインディスプレイ 5.8インチワイドTFT液晶
内蔵スピーカー 1W×1
対応電源 DC9ボルト/AC100ボルト/充電池(NVP-DP4/別売)
主な付属品 カーシガーライター接続ケーブル、車載用取付キット、パーキングブレーキ接続ケーブル、AC100V電源コード

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