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温野菜で秋を味わう――「ベジタブルスチーマー」橘十徳の「自腹ですがなにか?」第39回(2/2 ページ)

» 2008年10月01日 08時57分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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水と野菜を入れてスイッチオン

 使い方は、まず本体にリングを取り付けて、水を入れる。適正容量は700ミリリットルとのことなので、入れすぎないように気をつけよう。目皿に野菜を置くときは、1段目でも2段目でもどちらでもいい。

photophoto 目皿に野菜をセットした状態(左)。フタを乗せれば準備完了(右)

 野菜を配置したらフタを載せて、電源プラグをコンセントに接続する。あとは調理時間をタイマーで設定してダイヤルを回すと、通電ランプが点灯して調理が始まる。タイマーは60分まで設定可能だが、水がなくなって空だきにならないように注意しよう。もちろん調理中は中でスチームが出ているので、うっかりフタを開けるとやけどする恐れがあるので要注意だ。

 調理時間の目安としては、ほうれん草1束だと11〜14分、ニンジン1本では12〜14分、さつまいも2本では45〜50分、かぼちゃ1/4個では22〜25分、たまねぎ1個では13〜17分、ブロッコリー5〜6房では12〜16分、トマト2個は15〜18分、半熟たまごは6〜8分とのこと。イモのような硬い野菜ではなければ、ほとんどが20分弱で完成してしまう。このほか、茶碗蒸しやサーモン蒸し、あさりの酒蒸し、バンバンジーなどのレシピも説明書に載っているので、これを参考に色々と作ってみよう。

photophoto 調理中は蒸気でフタが曇る(左)。できあがり(右)

メンテナンスは少し面倒

 本品はお湯を沸かして蒸気を発生させる商品なので、当然ながら本体の水受けには水あかが残る。使ったらこまめにメンテナンスが必要だ。説明書にはだいたい10回に1回は水あかを落とすように書いてある。やり方はリングを逆さに付けて水タンクに水を入れ、リングの中に酢を入れるて浸け置きする。少し面倒くさいが、これは商品の性格上、仕方のないことだろう。

 実際に温野菜を作ってみたが、あまりにも簡単に作れるので嬉しくなってしまい、しばらく野菜三昧の日々が続いた。メタボリック症候群にお悩みの方などは、ぜひ試していただきたい。

 野菜を蒸すという単純な調理法だが、醤油などを付けるだけで美味しく食べられるので、実にヘルシーだ。メンテナンスの面倒くささを差し引いてもなかなか使い勝手がよく、3000円台で手に入るならお買い得だと思う。これからの季節、マツタケ入りの茶碗蒸しなど、温野菜を作るとき以外にもさまざまな場面で利用する機会が増える時期なので、上手に活用してスチーム料理を楽しんでいただきたい。

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