ITmedia NEWS >

お散歩が楽しくなるGPSデジカメ――ニコン「COOLPIX P6000」レビュー(2/7 ページ)

» 2008年10月16日 08時30分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 AFは顔認識(顔認識AF 2.0で認識速度は早く、多少横を向いていてもOk)、9点のオート、マニュアル(任意の位置にセットできる)が用意されている。

 さらにコントラストをコントロールする「アクティブD-ライティング」機能を装備。これをオンにすると若干アンダーで撮影し、階調を調整してくれる。調整幅は3段階。写りが結構大きく変わるので、普段はオフにしておき、必要なときだけオンにするのがお薦めだ。

 液晶モニターは2.7インチと大きめ。

 左下のMENUキーを押すと詳細なメニューが表示されるが、項目数が多くてホワイトバランスやISO感度をセットするのにこれを使うのは現実的ではない。そこで、Fnボタンと「MyMenu」ボタンがディスプレイ左に用意されている。これは便利。

背面。ディスプレイは2.7インチと大きめ。左に5つのボタンが、右に十字キーが用意されている。画面右端にはゆがみ補正、GPSなどの状態が表示されている
メニューを押せば必要な機能すべてアクセス可能だ

 Fnはこのボタンを押しながら電子ダイヤルを回すことで設定した機能をすばやくセットできる。標準は「ISO感度」がセットされているためISO感度を変更したいときはFnを押しながらダイヤルを回すだけでよい。

 MyMenuは6個まで(1画面分)好きな項目をセットしておける。ホワイトバランス、測光パターン、アクティブD-ライティングなど、撮影時に必要なものを入れておけばいい。6個あれば十分使える。このおかげで使い勝手はすごく上がっているといっていいだろう。

Fnキーを押しながら電子ダイヤルを回すことで機能をセットできる。標準はISO感度だが、他の機能の割り当ても可能(左)。MyMenu(左上から2つめのボタン)には6つまでよく使う機能を登録しておける。これをうまく使えば使い勝手はぐんと上がる(右)
再生画面ではディスプレイキーを押すことで表示方法を変えられる。これは画像を小さくして、その分ヒストグラムや撮影情報を表示する機能。位置情報がついている場合はファイル名の右にGPS衛星アイコンが表示される
グリップ部の底に、バッテリー、SDカードスロット、そしてLAN端子がある

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.