「簡単予約」では録画したい番組にフォーカスを合わせて赤ボタンを押すだけで録画予約が完結する。またDMR-BR500では「簡単予約」は録画モードがDRモード専用だったが、本機では事前に指定しておくことが可能になった。こういった細かい点をきちんと改良してくるあたりは、いかにもパナソニックだ。反面、「翌日」への1ボタン移動がなくなり、一覧からの選択になってしまった点は賛否両論あるだろう。
一方、相変わらず電子番組表がページスクロールをサポートしていない点は、特にジャンル別表示でもったいないと思えた。ジャンル別表示は複数のチャンネルにまたがって特定ジャンルの番組を見つけ出すのに便利なわけだが、方向ボタンを押しっぱなしの高速スクロールではフォーカスしているチャンネル以外の表示をカットしてしまうので、ジャンル別表示の意味がほとんど無くなってしまうのだ。キー割当に空きがないわけでもないので、ページスクロールは是非サポートしてほしい。例えば19チャンネル/12時間表示あれば、ページスクロール1回で19チャンネルの1日分の番組をチェックできてしまう。多チャンネル一覧時のメリットも大きいと思うのだ。
キーワードやジャンル指定での自動録画機能は備えないが、おまかせ新番組録画機能は旧モデル同様にサポート。また検索機能もジャンル別やキーワード、電子番組表からピックアップされた人名での検索に加え、フリーワードでの検索も可能になった。文字入力は携帯電話の数字キー入力に近いもので快適とは言えないが、入力したキーワードは保存して再度番組検索に利用できる。複雑な条件は指定できないが、自動録画に用いる訳ではないのでこれでもかなり便利になったと感じる。
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