シャープは、世界初のBlu-ray Discレコーダー内蔵の液晶テレビ“AQUOS”DXシリーズを11月20日に発売する。1台でテレビの視聴からBD/DVDの再生、ハイビジョン録画までこなす、いわば“現代版テレビデオ”だ。HDDは搭載せず録画機能については割り切った仕様といえそうだが、実は面白い使い方を提案する新機能も盛りこまれていた。
AQUOS DXシリーズは、右側面にスロットインタイプのBDドライブを搭載した液晶テレビだ。26V型から52V型まで6サイズがあり、それぞれに2〜3色のカラーバリエーションを用意している。仕様の詳細は発表記事を参照してほしいが、37V型以上のモデルには倍速駆動&10ビット対応パネルを採用するなど、最近のトレンドを盛りこんだ仕様だ。
オーディオ関連でも同社お得意の1ビットアンプと2Wayバスレフ型のスピーカーを搭載し、46V型と52V型ではさらにサブウーファーを含む2.1チャンネルシステムとした。BD部は1080/24pの出力にも対応しているほか、音声信号をビットストリーム出力する機能も備えており、AVアンプなどと組み合わせてシアターシステムに拡張することも容易だ。
オールインワンスタイルにした理由について同社AVシステム事業本部、液晶デジタルシステム第1事業部商品企画部の渥美忠道係長は、「省スペース性はもちろん、消費電力も2台の機器を使うより15%ほど削減できる。また、レコーダーとテレビを一体化することはAQUOS純モードのようにパネル特性に合わせた映像表示を行う際にも有利。なにより、煩わしい配線を極力なくし、リモコン1つで簡単・快適な操作が必要になった」と話す。
例えばBDソフトのディスクを挿入するだけでテレビの電源が立ち上がり、再生を開始する「一発再生」などは一体型ならではの操作性といえる。「AQUOSファミリンク(HDMIコントロール)の登場により、単体レコーダーとテレビでも2アクションでBD再生が始まるようになった。しかしオールインワンタイプなら、それを1アクションに減らせる」(同氏)。
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