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音楽再生にフォーカスした超小型ケータイ「Walkman Phone, Xmini」高音質配信対応

» 2008年12月08日 16時32分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 KDDIは12月8日、ソニー・エリクソン製携帯電話「Walkman Phone, Xmini」を12月中旬より販売開始すると発表した。カメラやFelicaポートなどの機能は非搭載だが、AAC/320kbpsの高音質配信「着うたフルプラス」に対応し、付加機能を音楽再生に絞り込んだ製品となってる。

photo 「Walkman Phone, Xmini」。カラーは写真のBlack×Blackのほか、White×Turquoise、Purple×Pink、Green×Blueの4色を用意する

 機能を絞り込んだことにより、本体サイズは44(幅)×75(高さ)×18(厚さ)ミリ、約75グラムと非常にコンパクト。メモリーカードスロットは備えないが、4Gバイトのメモリを搭載しており(システム利用部分含む、データフォルダ容量は約3.5Gバイト)、「着うたフル」ならば約2300曲(1曲1.5Mバイトで計算)を保存できる。

 液晶と並んで配置されておりボタンはタッチセンサー式。スタイド式のボディは基本として、クローズ時がミュージックプレーヤー、オープン時で携帯電話となるようにデザインされており、側面のタッチセンサースイッチをオンにすれば、クローズ状態でも即座にミュージックプレーヤーとしての利用が行える。

photophotophoto 待ち受け時(写真=左)、タッチセンサーを有効にするとミュージックプレーヤーが起動する(写真=中)、スライドを開きメインメニューから「LISMO Player」を選択しても同様に扱える(写真=右)

 タッチセンサーの導入により、本体を閉じたままでも再生/一時停止、早送り/戻し、音量アップ/ダウンの各操作が可能。また、ウォークマンにも投入されている高音質化技術「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine)のほか、セパレーションを明確にする「クリアステレオ」、低音を引き締める「クリアベース」を実装する。付属イヤフォンは13.5ミリ径ドライバーを搭載しており、市販されているソニー製イヤフォンで言えば、「MDR-EX85SL」相当となる。

photophoto スライドを閉じた状態でもタッチセンサーでミュージックプレーヤーの基本操作が可能(写真=左)、付属するイヤフォン(写真=右)

 Bluetooth機能も搭載。液晶のサイズは1.8型(QVGA:240×320ピクセル)で、「au one ガジェット」や「アレンジメニュー」「じぶん銀行」「グローバルパスポート」などのサービスにも対応する。連続通話時間/連続待ち受け時間は約210分/約230時間。音楽の連続再生時間は約23時間(着うたフル再生時)。

photophoto 側面から。右側面にタッチセンサーのボタンがあるだけというシンプルさ
photophoto 底面にはイヤフォン接続用の平形コネクタと充電用コネクタが用意される。充電台はなく、ケーブルを直接差し込むスタイル

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