最近、音楽好きの30〜50代を中心にひそかにファンを増やしているのが、本物志向の“音楽トイ”だ。玩具メーカーが企画・開発しているだけあって斬新なアイデアが多く、その造りや動きに驚かされることもしばしば。しかも、楽器や楽曲のセレクトに音楽好きならではのこだわりも感じられる。
今回は、そんな音楽トイの先駆け的な存在であるバンダイ「LITTLE JAMMER」シリーズの最新作、および2006年の「グランドピアニスト」以来、このジャンルに注力しているセガトイズの最新作「LIVEDREAM」をピックアップ。動画を交えて詳しく紹介していこう。
セガトイズの「LIVEDREAM」は、A4サイズほどのステージと4体のミニチュア楽器、ステレオスピーカーがセットになった小さなライブ空間だ。本体に30の楽曲を内蔵しており、再生中にミニチュアの楽器をステージに載せると、その楽器のパートが再生される。楽器を置く“場所”によっても演奏が変わり、さまざまなアレンジが楽しめる。
実は、ミニチュア楽器には非接触ICタグが仕込まれていて、ステージでその情報を読み取り、楽器の種類や置かれた場所を判別する仕組み。見た目には分からないが、透明なステージも奥の「ドラムエリア」、左右の「演奏エリア」、中央の「主旋律エリア」という4つに分かれており、楽器が左右の演奏エリアにあれば通常のパートを、ステージ中央に置かれたら主旋律を演奏し始めるのだ。少し分かりにくいので、ロックバンドセットを使って実際にやってみよう。
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