ITmedia NEWS >
インタビュー
» 2009年01月14日 13時18分 公開

電子番組表とDLNAが合体? マクロヴィジョンの「Neon」とは2009 International CES(2/2 ページ)

[芹澤隆徳,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 さらにIPGにはDLNAベースのクライアント機能も統合され、ユーザーがPCに保存している画像や音楽も再生可能になる。音楽ファイルに関する情報はAMGのサーバから取得する仕組みで、アルバムやアーティストのデータはもちろん、そのアーティストがどのような人に影響されたか、などという詳細な情報まで取得できるという。また、「同じようなイメージの曲」といったあいまいな情報でも楽曲をリストアップしてくれるリコメンデーション機能付き。これらの要素は、家族が同じテレビを使用することを想定し、個々のユーザーが自分用にカスタマイズした画面プロファイルを設定し、保存しておくことができるようになっている。

photophoto こちらは同社のサービスを採用した既存製品の例。左はAMGの音楽データベースを活用したHDDオーディオ機器。アルバムのジャケット写真が並ぶ。右はおなじみのWii

 「DLNAのサポートはバージョン1.5までだが、最新バージョンの2.0に含まれるメインの機能も“EPGとの統合”だ。それを先行して実現したところがわれわれの強み。各メーカーはDLNA 2.0が出てもアップデートに苦労している」(Nagarajan氏)。

 マクロヴィジョンの日本法人社長とアジアパシフィック担当上級副社長を兼務する西村明高氏は、「われわれは買収した企業の技術やサービスをいかに統合するか、考えてきた。Neonはその集大成。今年の第2四半期には仕様を公開し、そこから各メーカーと開発協力を行う予定だ」と話す。日本のメーカーに対しても今回のCESでNeonのお披露目を行い、ライセンス形態を含め検討していく。ただし、国内の状況を考慮するとNeonのフルバージョンをすぐに提供することは難しいかもしれないという。

 理由は単純で、日本では米国ほどホームネットワークが浸透しておらず、また日本の放送局はキャッチアップTVなどの便利なネットワークサービスを積極的に活用していないから。NHKや一部のアニメーション番組で採用している例はあるが、例えば人気ドラマで提供している例はほとんどない。「G-Guideの広告枠を見てもらえば分かるが、日本では放送局の広告がほとんど入っていない。米国は状況が逆で、番組宣伝のために放送局が積極的に使いたがるのに」(Nagarajan氏)。

 ただし、Neonに含まれる機能の一部は、日本メーカーの製品にも徐々に採用されていく見通しだ。例えば1月13日に発表されたパナソニックの“VIERA”「X/Cシリーズ」に採用された「注目番組」は、Neonに含まれる「マンスリーリコメンデーション」を先行してG-Guideに実装したものだという(→パナソニックがVIERA新スタンダードモデル「Xシリーズ」を発表)。

photo パナソニックVIERAに搭載される「注目番組」

 「注目番組は、テレビガイド誌の最初のページのようなもの。今後1カ月の番組から注目の番組をピックアップしてくれる。まずはその便利さを日本のユーザーに体験してほしい」(西村氏)。

関連キーワード

VIERA | CES | DLNA | 買収 | EPG | 広告 | アーティスト


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.