パナソニックは2月3日、スリムデザインのワイヤレスシアターセット「SC-ZT1-S」を発表した。専用サラウンドスピーカー「SB-ZT1-S」とともに4月20日に発売する。価格はオープン。店頭ではSC-ZT1-Sが14万8000円前後、SB-ZT1-Sは10万円前後になる見込みだ。
SC-ZT1-Sは、コントロールユニットと2Wayのポールスピーカー2台をセットにした2.1チャンネルシステム。2.4GHz帯のデジタル無線(独自方式)により、配線なしで設置できるのが特徴だ。もちろん、SB-ZT1を増設した場合もワイヤレス伝送が可能になっている。
高さ1.2メートル(1231ミリ)のポール型スピーカーには、等間隔で24×100ミリの平面型ユニットを4つ搭載しており、ユーザーは座っていても、寝そべっていても「バーチャル3Dサラウンド」を楽しめる。底部には12センチのロングストローク・ウーファーを下向きに配置。反射板を通して低音を全方向に放射する仕組みだ。計160ワットのアンプも内蔵した。
コントロールユニットは、430(幅)×262(奥行き)×59(高さ)ミリと一般的なAV機器サイズで、HDMI入力×2系統、光デジタル入力×2系統、アナログ入力×2系統のほか、HDMI出力も備えている。また、ビエラリンクの自動節電機能「こまめにオフ」に対応しているため、テレビの電源を切ったり、VIERA内蔵スピーカーに切り替えたりした場合は自動的に電源オフ。対応機種は同時発表の「Z/V/Gシリーズ」および1月に発表された「Xシリーズ」となる。
サラウンドデコーダーは、ドルビーデジタル、DTS、AACに対応。DVDやデジタル放送のサラウンドをパナソニック独自の「バーチャル3Dサラウンド」で再生できる。HDオーディオ用のデコーダーは搭載していないが、最近のDIGA(DMR-BW930など)にはDolby TrueHDとDTS-HD MAのデコーダーが搭載されているため、リニアPCMに変換して入力できる。
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