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ジャパネット大好き犬「CoCoちゃん」の“真意”東京おもちゃショー2009

» 2009年07月16日 22時38分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 “ジャパネット大好き犬”として「YouTube」で大人気のゴールデンレトリバー「CoCoちゃん」。番組が始まるとテレビの前にかぶりつき、くんくんと甘えた声で鳴きながら、潤んだ目で高田社長を見つめる。

 そんなCoCoちゃんの声を、新しい犬語翻訳機「バウリンガルボイス」で検証するという試みが「東京おもちゃショー2009」で行われた。

photo タカラトミーブースのステージに登場したCoCoちゃん

 バウリンガルボイスは、国内外で約30万個を販売した「バウリンガル」の後継機。新たに音声による同時通訳に対応したほか、声紋データの伝送をデジタル無線化したことで、複数台を同時に使用できるようになった。翻訳機能のベースは、日本音響研究所が開発した「動物感情分析システム」。鳴き声の声紋をもとに「楽しい」「悲しい」「要求」など6つの感情に分類し、およそ200パターンの日本語にあてはめることができる。

 ステージには、本物のジャパネット大好き犬CoCoちゃんが登場した。ただし、イベント会場は雑音の多いためリアルタイムの翻訳は行えず、YouTubeの動画に録音されていたCoCoちゃんの声を分析した。

photophoto 翻訳中。おとなしく見守るCoCoちゃん

 バウリンガルボイスのスピーカーから出てきた言葉は、「なにかちょうだい」「いっしょに遊んで」というもの。「CoCoちゃんの声は、遊んでほしいという“要求”でした。高田社長の声には、犬にとって聞き取りやすい周波数が含まれており、(CoCoちゃんは)友達だと思ったのではないでしょうか?」(日本音響研究所の鈴木松美所長)。

photo 日本音響研究所の鈴木松美所長(左)とバウリンガルボイスの内蔵コンテンツを担当した獣医師の野村潤一郎氏(右)

 なお、CoCoちゃんの熱い気持ちは、タカラトミーの担当者を通じて長崎県にいる高田社長にも伝えられたという。

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