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くるくる回してお手軽もちつき 「くるりんもっちー」橘十徳の「いいトシして玩具三昧」第25回(1/2 ページ)

» 2009年10月08日 19時26分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 昨年の冬、息子の保育園のイベントに駆り出されて、人生で初めて“もちつき”を体験した。炊きたてアツアツのもち米を臼に入れ、きねでペッタンペッタンとがんばってつくと、いつしかなめらかなもちができあがる。自分でついたもちの味は、まさに格別であった。

photo 「くるりんもっちー」

 しかし、それなら家でももちつきをするかというと、それはちょっと勘弁してほしいと思う。やったことのある人なら分かると思うが、もちつきというのはけっこう大変な作業だからだ。重いきねをしっかり握って何度も何度もつくのはかなり重労働。肩や背中、腕などの筋肉を酷使する。正直いって、積極的にやりたくはない。

 それでもあのつきたてのもちは忘れがたい。なめらかでモチモチしたつきたてのもちの舌触りは、スーパーで売っている乾燥切りもちとは一線を画する味なのだ。そこで今回買ったのが、セガトイズの「くるりんもっちー」である。なんとこの商品、炊いたもち米を入れてクルクルとハンドルを回すだけで、もちが簡単にできてしまうというシロモノだ。

 家庭用のもちつき器は家電メーカーから発売されているが、安いものでも1万円は軽く超える。ところが「くるりんもっちー」は3990円という低価格を実現している。作れるもちの量は1合だけだし、電動ではなく手で回さなければならないが、とにかくこの安さは魅力だ。今回はAmazon.co.jpで税・送料込み3335円で予約販売していたので、ここで購入した。

部品点数が少なくシンプルな構造

 届いた実物を見ると、意外と小さく感じる。本体のサイズは220×220×170ミリで、炊飯器にハンドルを付けたようなデザインだ。黄色と茶色を組み合わせたカラーリングが和風な雰囲気を感じさせる。個人的には、できればキッチンに合う白いデザインにしてほしいと思ったが、子どもが使うことも考えてこのようなデザインにしたのだろう。

photophoto もちを投入するポット(左)と、もちをかき混ぜるためのハネ(右)

 もちつき器というと、なんとなく複雑な構造をしているのではないかと想像していたのだが、その予想は裏切られた。部品点数は、ハンドルが付いた本体と、それにかぶせるフタ、本体の中に入れるポット、そしてもちをこねるためのハネの4点だけ。ハンドルを回して中のハネを回すだけのシンプルな構造で、“もちつき器”というよりは“もちこね器”と呼ぶべきかもしれない。

 パッケージの中には、これらのパーツのほかに、もち料理を紹介したレシピ本も付属している。これはヘルシー料理研究家の小山美枝先生が監修したもので、オーソドックスなもち料理だけでなく、もちを使ったピザなどユニークな料理法も載っていた。もちを使ってユニークな料理を作ってみたい人にとっては、かなり役立つ内容といえる。

photophoto ポットとハネをセットした状態(左)。レシピ集が付属している(右)

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