スカパー!JSATは1月27日、2010年夏より「スカパー!HD」で3D放送を開始すると発表した。当初月は2〜3番組で開始し、その後放送事業者各社と連携して順次コンテンツを拡大する方針だ。専門性の高い3Dチャンネルを加えることでスカパー!HDの付加価値を上げることが目的という。
近年の3D映画作品のヒットにくわえ、国内各家電メーカーが2010年を「3D元年」と位置づけ、今夏以降に3D対応テレビの発売を表明するなど、3Dの市場拡大に向けた動きが活発化している(→「3D元年」覇を競うパナソニックとソニー)。
スカパー!JSATでは、昨年から3Dコンテンツの試験収録と検証を進めてきた。とくにライブ性が生きるスポーツコンテンツを中心に、3Dが実現する「ありのままの臨場感」(同社)を表現するためのコンテンツ選定や撮影方法などを検討しているという。
スカパー!HDは、東経124/128度の通信衛星(CS)を利用したハイビジョン多チャンネル放送。2008年にスタートし、現在では58のハイビジョンチャンネルを放送している。また同社では、2010年12月末までに85チャンネル以上、2012年には100チャンネル体制を目指すとしている。
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