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話題の「torne」(トルネ)は何が違うのか(2/4 ページ)

» 2010年03月31日 18時56分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 次に外付けHDDを登録してみた。USB接続の外付けHDDは、FAT32でフォーマットしてあれば自動的に認識される。この後、メニューの「SETTINGS」から「ハードディスク情報」を呼び出すと、本体HDDのほかに「未登録ハードディスク」が見える。あとは画面の指示に従えば登録は完了だ。HDDは任意の名称で登録できるから、複数のHDDを登録して家族それぞれが専用HDDとして使用したり、ジャンル別に録画先を変えるといった使い方も考えられる。なお、録画に必要なディスク容量は、1時間番組でおよそ6.2Gバイト(HD)。用途に合わせてHDDの容量を決めたい。

photophotophoto 外付けHDDを登録。HDDは任意の名称で登録できる

 torneでは、最大8台の外付けHDDを登録可能。USBハブを別途用意すれば、このうち4台までを同時に接続して利用できる。これは東芝「REGZA」などと同様のアプローチ。録画番組には録画機器にひも付けられた暗号化が施されるため、たとえ外付けHDDであっても録画した機械がないと再生できない点も同じだ。ただ、テレビは買い替えるとどうにもならないが、torneの場合はPS3を買い替えても、同じtorneを使って録画データのムーブが可能になっている。チューナーが独立したtorneならでは、といえる部分だ。

 次に、主なメニューのアイコンに沿ってtorneの機能を紹介していこう。

TV(テレビ)

 TVを選ぶと、画面に放送中の番組が表示される。

 チャンネル切り替えには少し時間がかかるものの、画面をブラックアウトさせるのではなく、番組名と付帯情報を大きく表示することで時間をあまり感じさせない。これは最近のテレビにも見られる手法だ。ちなみにオプションの「BDリモートコントローラ」(CECH-ZR1J)を使うと、数字キーでダイレクト選局が可能になる。

photophoto チャンネル切り替え時には番組名を表示(左)。視聴中に裏番組表を呼び出したところ(右)。色で番組の残り放送時間が推測できたり、選択した番組の情報が下の窓に流れたりする細かい心配りがうれしい。トルミル機能を使うと、その番組に対して、どのくらいのtorneユーザーが視聴しているか、あるいは録画予約しているかが分かるようになる

 △ボタンでメニューを呼び出すと、番組情報の呼び出しや録画といった操作が可能(左)。番組視聴中に気になった情報をその場でインターネット検索できる「見ながらネット」も便利だ。最近はテレビでも見かける機能だが、放送番組とWebブラウザの画面を同時に見ることができる。

photophotophoto △ボタンでメニューを呼び出し、録画を開始

GUIDE(番組表)

 デジタル放送EPGを利用して、最大1週間分の番組表とその情報を見ることができる。番組欄に番組情報の一部も表示され、情報量はとても豊富だ。コントローラーのL1/R1ボタンを使って3/5/7/9チャンネル、2〜19時間の表示切り替えが行える。番組名の頭に時間帯別の色分け表示がある点も見やすい。

photophoto 番組表の表示は多彩で、しかも表示が高速。テレビの画面サイズに合わせて柔軟に選択できる

 カーソル移動など、操作レスポンスの早さは特筆もので、まったくストレスを感じさせない。番組が左のアナログスティックを使えば、同じ時間帯で1日ずつ移動できるため、例えばゴールデンタイムの番組を1週間分チェックするといったことも容易だ。録画したい番組を見つけたら、○ボタンを2回押すだけで予約が終了する。録画予約の件数は最大50件。予約時に繰り返し録画(毎日、毎週など)の設定も可能だ。

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