新生活の良きパートナーを紹介するパーソナルサイズテレビ特集。今回は、パナソニックの「RH-L20R1」を取り上げよう。R1シリーズは、型番から想像できるように、250GバイトのHDDを内蔵した“録画テレビ”だ。ネットワークダビングの機能も備えているから、新生活のみならず個室や寝室用の2台目ニーズにも合いそうだ。
R1シリーズは、17V型から50V型まで実に7サイズものラインアップがある。このうち、パーソナルサイズに分類される20V型と17V型は、ともにメタルブラックとシャンパンゴールドのカラーバリエーションを用意。今回は、20V型のシャンパンゴールドを試用した。
まずは外観をチェックする。フレーム部は曲線を多用しており、スタンドも楕円(だえん)形ということもあって、なにやら柔らかそうな印象を受ける。シャンパンゴールドは、照明によってはピンクがかった色に見えるため、女性向きの印象も受けるが、ホワイト系のインテリアには似合いそうだ。
画面は前に3度、後ろに8度傾けることができる。左右に画面の向きを変えるスイーベルの機能はもっていないが、本体重量は7キログラムなので、必要なら本体ごと動かせばいいだろう。
液晶パネルは、IPS方式のワイドXGA(1366×768ピクセル)を採用している。倍速駆動は搭載していないが、独自の「HDオプティマイザー」などでデジタル放送のMPEGノイズなどを抑え、くっきり見やすい映像を実現していること好感が持てる。IPSならではの視野角の広さも合わせ、画質の印象はかなり良い。
録画機能は、BDレコーダーDIGAから一部機能を抜き出したサブセットという印象だ。まず、地上/BS/CS110度デジタルチューナーを2系統備え、テレビ視聴中にも裏番組を録画できる。録画モードは、TS記録の「標準モード」にくわえ、平均ビットレートで約12Mbpsの「長時間モード」(MPEG-4 AVC記録)を用意。DIGAシリーズに比べると画質選択の幅は狭いが、たった1つでも長時間モードがあるとないとでは大違いだろう。標準モードでは内蔵HDDに録画できるのは約33時間(地デジの場合)だが、長時間モードであれば放送波を問わずに約44時間となる。
EPGはGガイド。目的の番組を選択して、「決定」ボタンを押せば録画の詳細設定が現れるほか、Rシリーズでは番組を選択した状態で「録画」ボタンを押すと、それだけで録画予約が終了する。覚えておくと便利な機能だ。また、Gガイドの提供する「注目番組」に対応しており、従来までの向こう8日間の番組情報に加えて最大1カ月先までの番組を「ジャンル」や「人名」「キーワード」で検索できる。学習機能も搭載しており、視聴履歴を元に、おすすめ番組を1日あたり最大20タイトル表示してくれる。
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