パイオニアは、7.1チャンネルAVアンプの新製品「VSA-LX53」を7月上旬に発売する。価格は15万円。オプション品として電波式リモコン「CU-RF100-U」(オープン価格)も同時発売する。
2009年7月に発売された「VSA-LX52」の後継機で、HDMI 1.4aの3D映像伝送とARC(オーディオリターンチャンネル)に対応して、3DテレビやBDプレーヤーと接続して3D映像や高音質再生を楽しめるように進化した。
また4月に発表された同社のエントリークラスAVアンプ「VSA-1020」「VSA-920」と同様、iPhone/iPod touchを使ってネットワークコントロールが可能となる「iControlAV」も採用された(→「iPhoneで操作するAVアンプとBDプレーヤー、パイオニアが発表」)。
アナログ用とデジタル用の電源を独立させる「インデペンデント・パワー・サプライ」を搭載したほか、ジッターリダクション回路は新開発の「ジッター・リダクション・プラス」に進化し、ジッター特性や位相ノイズの成分を従来よりも抑えることに成功したという。
上位機種「SC-LX82/LX72」に搭載される「バーチャル・サラウンドバック」を採用し、5.1チャンネルのスピーカーレイアウトで7.1チャンネルの音場を再現できる。これに新開発の「バーチャル・ハイト」を同時に使用すると、スピーカーを追加することなく高さ方向の音場空間を広げ、仮想9.1チャンネルを実現できる。
別売アダプター「AS-BT100」を使用してBluetooth対応機器から音楽コンテンツをワイヤレス再生できる。この際、音質劣化やノイズを改善する「サウンドレトリバー エアー」により、高品位なワイヤレス再生を実現した。3次元自動音場補正システム「Advanced MCACC」は、測定データをUSBメモリーなどに保存でき、専用PCアプリケーションから詳細な特性を表示できるようになった。
オプションとして提供される電波(RF)式リモコン「CU-RF100-U」は、赤外線リモコンとは異なり障害物の影響が少ないため、リモコンをアンプ本体に向けて操作する必要がない。有機ELを採用したリモコンの表示部にはアンプと同一の情報が表示されるため、より細かな制御が可能になる。
外形寸法は、420(幅)×173(高さ)×433(奥行き)ミリ。重量は13.4キログラム。
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