なんどもしゃべらせようとすると「しゃべりすぎて口疲れたわ」「近寄らんといて! 半径1メートル以内に近づいたらオナラするで!」と愚痴りだし、しまいには「お断りやで」と時報を拒否し、「ええかげんにせえ!押しすぎなんじゃー!」と怒り出す。かまってほしいくせにかまいすぎると怒る。まったくもって困ったチャンである。
仕事時間外(つまり寝ている時間)に押すと「もうちょっとで寝そうやったのに〜」とぼやかれたり、「寝られへんのん? ひつじが一匹、ひつじが2匹ってかぞえたらええねん…」と眠そうな声でアドバイスがきたり、熟睡時?は「すー、ひゅるひゅるー」と寝息で無視される。
しかし、関西出身の私でも家の中で四六時中、関西弁でのんびりつぶやかれるとイラッとくることもある。果たして関西弁は標準語圏の家庭で市民権を得ることができるのだろうか。
そんななか、本人もご家族も全員東京出身というT氏が、「上方クロックマン」を自宅に持ち帰った。さぞうざがられたのではないかと翌日聞いてみたところ、娘さんたちには大ウケだったそうだ。関西弁はお笑いタレントがしゃべってるみたいで楽しいらしい。意外にもすんなり受け入れられたようだ。「お笑い」だけど。そして正時には「もうすぐ話す」と前で待っていたりするらしい。ああ、可愛い。
ただし、奥様は「何これ。うるさい! うざい! いいかげんにして! キー」だったらしい。まあ、そういわんと気長に上方クロックマンとつきおうてやってえな。奥さん。あれ、いつのまにか私まですっかり関西弁に戻ってしもたがな。
また小さな子供さんがいる家庭では最初は怖がられるものの、「頭のボタンを押せば話し出すおもちゃ」として認識され、「もう眠たいねん」と嫌がられるまで頭のボタンを連打する、という使われ方もあるようだ。ただしこの場合もあまりにうるさいため、最終的には子供の手のどとかないところに置く、という運命をたどってしまうようである。
9月の新学期スタートにむけて、心地よい目覚めとスマートな時間管理、そしてちょっぴりさびしいひとり暮らしの心の癒しに役立ちまっせ。たぶん、やけどな。定価4494円やけど、もうちょっと安う買えるんちゃうやろか。絶賛発売中やで。
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