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» 2010年10月20日 11時00分 公開

「HP ENVY14 Beats Edition」を味わう――“羨望”という名のノートPCPCとHip-Hopの融合(4/4 ページ)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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標準バッテリーと拡張バッテリーの駆動時間は?

バッテリー駆動時間の計測結果

 バッテリー駆動時間の計測は、海人氏のBBench 1.01を利用して測定した。ただ、モバイルというサイズの製品ではなく、テキスト編集中心に使うというPCでもないので、今回はいつもと条件を変えて行ってみた。

 計測条件は、約1分間のAVCHDムービー(1280×720ドット/約15Mbps)を無限ループで再生(サウンドはヘッドフォン出力)させつつ、無線LANで常時接続し、BBenchの設定によるWebページ巡回(120秒おき10サイト)、テキスト入力(60秒おき)を併用するというものだ。電源プランはデフォルトで設定されている「HP推奨(ディスプレイの輝度70%)」を使用している。グラフィックス機能はCPU内蔵のIntel HD Graphicsを使用した。

 結果は標準バッテリーで2時間36分、スリムバッテリー増設時では5時間23分(いずれも残り5%で休止状態へ移行)の駆動が可能だった。これだけシビアな条件下でも5時間以上の実働が可能というのは心強い限りだ。

発熱の処理と静音性はどうなっているのか?

 発熱の処理は優秀な部類に入る。室温24度の環境でPCMark05と3DMark06を連続して実行した後でも放射温度計で計測したパームレスト表面温度は左で28度、右で31.5度とクールな状態で、キーボードも35度が最高と不快な印象はない。底面もさほど熱くならない。

 ただ、底面にも通気口がありゴム足で底上げされているので、底面の通気口をふさいでしまうような使い方はおすすめできない。また、排気口のある右側面から生暖かい風が吹いてくるので、本体の右側面近くでマウスを操作するような場合には少し不快かもしれない。

 2基のファンを内蔵していることから、騒音レベルが気になるところだが、静音性はまずまずだった。暗騒音32デシベルの環境におけるアイドル時/低負荷時の動作音は36デシベルと、動作しているのが分かる程度の音だ。音量も低いレベルで安定していて気にならない。

 しかし、CPUやGPUに高い負荷が継続してかかる状態では動作音が大きくなる。特に高負荷の状態で負荷が変動するような処理の場合は、動作音もそれに合わせて敏感に上下する傾向があり、ちょっとその変化が気になった。

動作時のボディ表面温度
動作時の騒音レベル

Dr. Dreのファンに限らず、デザインと音にこだわりたい人へ

 今回試した量販店モデルの実売価格は13万円前後となっており、プレミアムノートPCという位置付けを考えると、リーズナブルといえる。ベンチマークテストの結果に見るようにパフォーマンスは優秀で、Windows 7や付属のクリエイティブツールであるAdobe Photoshop/Premiere Elements 8も快適に楽しめる。これだけでも十分コストに見合う価値はあるのではないだろうか。

 それに加えて、Dr. Dreがチューニングを担当したこだわりのサウンド関連機能も備え、豪華なパッケージや付属品、専用デスクトップテーマなどBeats Audioのシグネチャーモデルならではの特典も満載されており、通常のノートPCとは大きく異なるオリジナリティあふれる製品に仕上がっている。Dr. Dre、Beats Audioのファンにはたまらない逸品といえるだろう。

 もちろん、それ以外のユーザーにとっても、このオリジナリティは注目に値する。特に製品全体で一貫して徹底されたクールなデザイン、ワンランク上のステータスを感じられる高級感、良質なサウンドなどは大いに魅力だろう。他人とは違うプレミアム感があるノートPCが欲しいと考えているユーザーにおすすめしたい。

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