ITmedia NEWS >

縦置き対応のスリムなBDレコ、シャープが発売3D、BDXL対応

» 2010年10月21日 16時10分 公開
[ITmedia]
photo 「BD-AV70」

 シャープは10月21日、厚さ35ミリのBlu-ray Disc専用レコーダー「BD-AV70」を発表した。「CEATEC JAPAN 2010」で注目を集めた縦置き対応のスリムタイプだ(→BDレコーダーはオシャレに進化する)。12月1日に発売する予定で、店頭価格は8万5000円前後になる見込みだ(オープンプライス)。

 同社製液晶テレビ“AQUOS”にマッチする光沢ブラックとシルバーのツートンカラー。スロットイン型のBDドライブを備え、Blu-ray 3Dの再生にも対応する。外形寸法は、横置き時で430(幅)×218(奥行き)×35(高さ)ミリで、重量は約2キログラム。付属のスタンドを使えば縦置きも可能だ。その場合の高さは447ミリとなる。また、本体内に接続端子用のスペースを設けたことで、縦置き/横置きを問わず、コネクター類が見えないスマートな設置を可能にした。

 HDDを内蔵していないため、録画機能はBlu-ray Dsc専用となるが、MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダー「新トランスコーダー」による最大10倍の長時間録画に対応した。BDXLもサポートしているため、1枚のディスクに最長約87時間(3層100Gバイトメディア使用時)のハイビジョン録画が可能だ。チューナーは地上/BS/CS110度デジタルと地上アナログが各1基となっている。

 BD専用レコーダーならではの新機能といえるのが、「マッハメモリー」機能。ディスク読み込み中は、一時的にマッハメモリーで録画や再生をはじめ、読み込み終了後にディスクへの直接録画や再生に移行する仕組み。電源オンから時間をかけずにBD録画/再生が行える。また、BD停止状態が20秒続くとドライブの電源を自動的にオフにする「インテリジェント パワーセーブ」を装備。BD再生時に比べて消費電力を約23%抑えた。

横置き時。前面ヘッドフォン端子は、サラウンド音声出力に対応

 インタフェース類は大胆に削減した。出力は1系統のHDMIと光デジタル音声のみで、アナログのAV入出力は備えていない。一方、USB、i.Link、LAN端子は用意しており、CATV STBとの連動録画やビデオカメラ連携、「アクトビラ ビデオ・フル」の視聴などは可能になっている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.