先日、とうとう500メートルの高さに到達した東京スカイツリー。これで残すところあと百数十メートルとなったわけだが、2012年春の開業が近づくにつれて関連グッズのリリースも少しずつ増えてきた。その中の1つが、今回紹介する「3Dペーパーモデル 東京スカイツリーを組み立てよう」だ。
ペーパーモデルと侮ることなかれ、この模型はなんと高さ95センチにもなる大型サイズだ。部屋に置けばかなりの存在感となるし、スカイツリーが大好きなファンにとってはたまらない魅力だろう。発売元はドールハウスで有名なDHK(DollHouse-Kado)という会社。価格は楽天市場の某店で税・送料込み2310円だった。
実は同じシリーズとして、1000円以下で買える低価格モデルも用意されているのだが、こちらは高さが58センチと低くなる。やはりスカイツリーならば高さを追求するべきだろうと思い、今回は迷わず大きい方を選んだ次第だ。写真を見比べると高さ95センチタイプのほうが細部がリアルに再現されており、価格差を考えてもこちらが欲しくなる。
底面の大きさは、高さ95センチタイプが14×14センチ、高さ58センチタイプが10.5×10.5センチ。高さ95センチタイプでもそれほど大きくはないので、置き場所に困ることもないと思う。素材は紙とスチレンボードの合紙で、重量は高さ95センチタイプが300グラム、高さ58センチタイプが80グラムとなっている。大きさの割には軽量なので移動させるのも楽だ。
高さ95センチタイプのパッケージは箱型で、この中にA4サイズのボード8枚と大きな紙の説明書が1枚入っている。組み立てに際して道具や接着剤などは不要。カット済みのボードからパーツをくり抜いて、それを組み合わせていけばいいだけだ。ただしパッケージの裏側の説明によると、完成したタワーを長期保存する場合は水で薄めた木工ボンドを塗るか、水性の透明ニスを筆や刷毛で塗ることが推奨されている。
パッケージには完成までに要する時間はおよそ3〜4時間と記載されているが、最初にパーツを見たときはこれを信じられなかった。いくらボードが8枚もあるとはいえ、くり抜くのにハサミは不要だし、接着する時間も不要となれば、せいぜい1〜2時間もあれば完成してしまうのではないかと思ったのだ。しかしそれは誤算で、実際に作ってみたところ本当に3時間半もかかってしまった。想像以上に作り応えがある模型なのだ。
パーツの点数は約70点。最初に底面の台座部分を組み立てる。ボードの材質はかなり厚みがあり、しっかりしていて頑丈そうだ。各パーツにはスリット状に穴が空いており、ここに片方のパーツの突起を差し込めば組み合わさったまま固定される。
このとき、スリットの穴をふさいでいた細かいボードの破片がゴミとなって大量に発生するので、事前にこの破片を取り除いておくのがおすすめだ。「道具が不要」とうたってはいるものの、この破片を取るためにカッターナイフを使うと効率がいい。新聞紙などを広げてその上で作業すれば、床がゴミで散乱する心配もないだろう。
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