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掃除する気にさせる青いヤツ、ダイソン「DC35マルチフロア」壁掛け掃除機(1/3 ページ)

» 2011年02月10日 21時47分 公開
[芹澤家,ITmedia]
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 サイクロン掃除機のダイソンからコードレスクリーナー「dyson digital slim(ダイソンデジタルスリム)DC35 multi floor」が登場した。「DC16」や「DC31」といったハンディータイプと同様のデザインながら、ロングパイプ(延伸管)を取りつけてスティッククリーナーとしても使える“2Way”タイプだ。しかも“壁掛け”にも対応する。

dyson digital slim DC35 multi floor

 さっそくパッケージを開けてみると、ダイソンらしいメタリックカラーがお目見え。ルートサイクロン技術を象徴するクリアビンとメタル部は、工業製品ならではの造形美という印象で、とにかくかっこいい。モーターが入っている後部は電気ドリルのようなトリガー付きで、握っている間だけ動く仕組みだ。

DC35マルチフロアのパッケージと中身

2段のサイクロンでゴミと空気を分けるルートサイクロン技術の象徴といえる部分には機能美を感じる

 一般的なスティックタイプ掃除機は、モーターを含む重量部をなるべく下にもってきて、手に重さがかからないようにしている。しかしハンディクリーナーがベースのDC35は、重いモーター部が手元にくるスタイル。最初は、「男性はともかく、女性には少し重いのではないか?」と不安も感じていたのだが、組み立て終わって目を離したすきに、嫁が何の疑問も持たずに掃除を始めていた。どうやら女性でも片手でスイスイと扱えるようだ。

 驚いたのは、使用時の騒音がかなり抑えられていたことだ。以前、キャニスタータイプのダイソン製クリーナーを購入しようと家電店まで行ったものの、その駆動音を聞いて(そして値札を見て)思いとどまったことがある。しかしDC35は、同社のキャニスタータイプはもちろん、他社製ハンディークリーナーと比べても音は控えめ。手元にあった米国製のサイクロン式ハンディークリーナーに比べると、体感騒音レベル(?)は半分以下である。

掃除する場所に合わせて選べるヘッド

 さて、「マルチフロア」という名称が示すように、DC35には床に合わせて使い分けられる複数のヘッドが同梱されている。

カーボンファイバーブラシ搭載のモーターヘッド

 もっとも大きいのがカーボンファイバーブラシ搭載のモーターヘッド。内蔵の専用モーターで最大1400回/分もブラシが回転し、ゴミをかき出しながら吸い込む仕組みだ。

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