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失敗しない小型LED電球の選び方(5)シャープ「DL-JA42L」節電体質の家にしよう、E17口金編(1/2 ページ)

» 2011年06月06日 13時16分 公開
[橘十徳,ITmedia]
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 シャープ製LED電球のE17口金で電球色タイプは、シャンデリアタイプをのぞくと調光器対応の「DL-J40AL」と、今回紹介する「DL-JA42L」の2種類が用意されている。全光束が250ルーメンのDL-J40ALと比べるとDL-J42ALは400ルーメンとかなり明るい。E17口金で400ルーメンを超えている製品は他社でも少なく、明るさを求めるユーザーには要注目といえる。

シャープの「DL-JA42L」。ELMシリーズ共通の細いリブが入った本体デザイン

今回の特集で取り上げたE17口金LED電球

メーカー/製品名 消費電力 全光束 購入時の価格
東芝ライテック“E-CORE”「LDA4L-E17」 4.3ワット 250ルーメン 1980円
三菱電機オスラム“PARATHON”「LDA5L-H-E17」 4.5ワット 260ルーメン 2180円
日立アプライアンス「LDA7L-E17」 7ワット 360ルーメン 3680円
パナソニック“EVERLEDS”「LDA6L-E17」 6ワット 390ルーメン 2980円
シャープ“ELM”「DL-JA42L」 5.2ワット 400ルーメン 3580円
東芝ライテック“E-CORE”「LDA5L-E17」 5.4ワット 410ルーメン 3580円
まとめ:シチュエーション別ランキング      
※製品名をクリックすると過去記事を参照できます

 シャープのLED電球は白く細いリブが入った放熱フィンが独特だが、DL-JA42Lも基本的に同系統のデザインだ。サイズは35(直径)×68(長さ)ミリと全長が少し長め。質量は47グラムと東芝やパナソニックに比べて少々重い。

白熱電球とほぼ同じサイズだが少し重い

 全光束で400ルーメンというスペックは、今回紹介する中では東芝の“E-CORE”「LDA5L-E17」に次ぐ明るさを誇る。E26口金タイプでも中堅クラスの明るさに匹敵するため、低価格モデルの暗さに不満がある人はこの製品を検討する価値は十分にあるだろう。E17口金の40ワットの白熱電球はJEL(日本電球工業会規格)規格値では440ルーメンとなっているため、パッケージには白熱灯25ワット相当と記載されているのだが、直下照度に限れば白熱灯50ワット相当だ。ダウンライトなどの用途なら40ワットの白熱灯よりも明るいと思っていい。

 消費電力は5.2ワット。価格も3580円と少々高価だが、明るさを考えれば納得できる範囲だと思う。密閉形器具には対応しているが、調光器具には非対応で、定格寿命は4万時間となっている。

明るさは十分だが色味は好みが分かれる

 それでは実際に取り付けた印象をリポートしよう。今回の特集では洗面所・リビング(和室)・スポットライトによる間接照明(洋室)の3パターンで、それぞれさまざまなタイプの白熱灯と比較した。

洗面所のE17口金ダウンライト(左)。和室での撮影に使用した木製スタンド(中)、洋室での撮影に使用したクリップライト(右)

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