前回のエクスレディアに続き、調光対応のLED電球(E26口金、電球色)の中から注目製品を紹介していこう。今回取り上げるシャープの“ELM”「DL-LA6BL」は、スタンダードモデルの電球色タイプでは明るい部類に入る製品だ。同社のラインアップ上、最も全光束の高い「DL-LA62L」が610ルーメンなのに対して、DL-LA6BLは600ルーメンとわずかに低いだけ。調光器対応モデルは暗めの製品が多いが、明るさを必要としている人には魅力的な製品といえそうだ。
外観はほかのシャープ製LED電球とほとんど変わらず、サイズも最大径が60ミリ、全長109ミリと白熱灯より全長が少し長いフォルムとなっている。細いリブが入った放熱部もほかと同様で、一見しただけではスタンダードモデルと見分けがつかない。質量は90グラムと軽めだ。
パッケージを見ると、段調光器や記憶式調光器の場合は調光できない場合があると書かれているので、購入する前に自宅の調光器がどんなタイプなのかを確認しておこう。使用できるのは、白熱電球用の位相制御方式の調光器で、センサー付きの自動点灯器具やワイヤレスリモコン式にも対応していない。密閉形器具にも非対応なので要注意だ。
消費電力は、前述のDL-LA62Lが9.2ワットなのに対して、調光対応のDL-LA6BLは9.6ワットと効率が落ちる。設計寿命は4万時間と標準的。価格はヨドバシカメラマルチメディアAkibaの価格でDL-LA62Lが4380円なのに対して、DL-LA6BLは4980円と600円の差となっていた。
それでは実際に取り付けた印象をリポートしていこう。今回は、トイレ・廊下・リビング(和室)・リビング(洋室)の4パターンで白熱灯と比較した。
まずはトイレ。シャープの電球色は、少し緑の混じった濃い黄色が特長だが、DL-LA6BLも同じ傾向だ。白熱灯の色との違いが少し目立つので、好き嫌いは分かれるだろう。
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