BOSEのMIE2には、iPhone対応モデルと、Android対応モデルの2種類がラインアップされている。そのうち“i”の付かない「Bose MIE2 mobile headset」が、スマートフォン対応モデルとなる。
ちなみに「MIE2」は、カナル型ではなくインナーイヤー(耳掛け型)と呼ばれる構造のイヤフォンだが、ユニークな形状のシリコンチップによって、カナル型に近いピュアなサウンドと、運動時などにも脱落することのない高いフィッティング性を確保している。
またヘッドフォン内側に新開発ポート構造を採用したボーズ独自の音響技術「TriPortテクノロジー」を採用することで、コンパクトなサイズを感じさせない、自然で迫力に満ちたサウンドを実現しているという。
ワンボタンで着信。終話ののち同じボタンをもう1回押すことで音楽再生を再開する、いたってシンプルな操作感だ。当然ながらブラインド操作もスムーズに行える。1ボタン方式のコントローラーは、かなりの小型ながらマイクも内蔵している。
サウンドに関しては、前回紹介したiPhone用「MIE2i」と、全くといっていいほど変わらない音色傾向を持つ。このダイナミックでヌケのよいサウンドは、まさにアメリカ、まさにBOSEといったイメージだ。低域はたっぷりとした量感をもち、抑揚表現もドラマティックながら、音像がぼやけることがないのは、さすがといえる。聴き心地がよく、長時間の試聴にも聴き疲れすることがない点も好感が持てる。
高音には若干のラフさが見られるものの、実際の解像度は高いため、空間的な広がり感も良好。ロックやジャズのライブCDなどとはとても相性がいい。Androidスマートフォンでここまで良好なサウンドが楽しめる事実に、みな驚くはずだ。
音質評価 | 対応スマートフォン | |
---|---|---|
解像度 | ★★★☆☆ | GALAXY S/SII/NEXUS、AQUOS PHONE SH-12C/SH-13C、REGZA Phone T-01D、BlackBerry Bold 9780など |
SN | ★★★★☆ | |
ダイナミックレンジ | ★★★★☆ | |
帯域バランス | ★★★★☆ | |
グルーブ感(キレのよさ) | ★★★☆☆ | |
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