ユーザーインタフェース(UI)は、2011年冬モデルで採用された新UIをさらにブラッシュアップした形になる。スタートボタンで表示されるトップメニューは自由にカスタマイズが可能で、横方向にページ切り替えする形で3画面、1画面に3×3のパネルとして9つの機能を割り当てることができる。
長時間録画機能は、最大15倍(約1.6Mbps)と2011年冬モデルから変更がないが、こちらはUIが変更されている。まずメーカーごとに表記が異なり分かりにくかった録画モード名を廃止し、DRモードに加えて3つのプリセットから選択する方式に変更された。録画モードはBSデジタル放送のDRモード録画を基準に、同じディスク容量に対して何倍の時間録画できるかの“×倍”表記にビットレートが併記され、21段階の録画モードとなった。購入時では「3倍」「5倍」「15倍」がプリセットされ、録画予約時に変更することも可能で変更したプリセットは維持される(予約済みの録画画質は変更されない)。
録画モードの変更時には、BDやDVDのメディアに対してどれだけ保存できるかも確認できるため、例えば30分番組12話分をBD1枚に収めるために画質モードを選ぶといったことが可能。この方式はデジタル放送世代のRDシリーズが採用していたが、本機の方が明らかにスマート。競合製品の良い部分をうまく取り込んでしまうあたりはいかにもディーガシリーズだ。
録画予約では「関連番組まとめて予約」が新たに追加された。連ドラなどの特番、深夜アニメなどでは最終回などで2話連続放送される場合にもきちんと録画される。また、プロ野球中継などではチームを指定すれば異なるチャンネルで放送される中継をもれなく録画してくれる。キーワードを利用した自動録画機能にも近いが、番組の関連付けは電子番組表サービスの「Gガイド」で提供されており、レコーダー側で解析する訳ではないので揺らぎが少ないし、LAN接続されている必要もない。従来からの新番組自動録画と合わせて番組改編期にさえ注意すれば、帯番組の録画ミスはほぼ防げる仕組みができあがったことになる。
EPGは、広告枠が上部に移動したレイアウト。横幅いっぱいに最大19チャンネルをラ・テ欄形式で表示できる。もともとスクロールが高速なことに加え、ページスクロールも可能で、サブチャンネルの表示、チャンネル別の一覧もワンボタンで操作可能。サブメニューから表示チャンネル数を変更すれば保持されるようになっており(以前は別途設定から変更しないと保持されなかった)、ほぼケチの付け所がなくなったという印象だ。
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