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大幅に機能強化した「Sony Tablet S」&「BDZ-AT950W」を試す(後編)BDレコ×タブレットを大検証(2)(2/3 ページ)

» 2012年06月12日 19時40分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 「RECOPLA」を“DMC相当”といったのは、対応機器が「ソニールームリンク」対応の2011年秋冬モデルのBDレコーダーに限られるためだ。対応機器が限定される代わり、BDレコーダーをグループ登録して、グループ単位で一括管理することも可能なうえ、一覧では録画モードなども確認できる。ジャンル別一覧や複数の項目での並べ替え(ソート)にも対応しており、BDレコーダー本体での一覧表示と比較しても違和感はあまり感じない。動作もXMBにまけず劣らずの軽快さで、複数の番組を指定してまとめて削除するときなども“ささっ”と行える。このあたりの利便性、軽快さはDLNA対応の汎用DMC/DMPアプリではなかなか実現しにくい部分だろう。

カテゴリータブ(番組ジャンル)の表示設定やソートボタン(並び替え)の表示はカスタマイズできる。このあたりの自由度の高さはタブレット上のアプリならでは(左)。録画番組の再生時にはタブレットで再生するか、BDレコーダーに接続されたテレビで視聴するかを選択できる(右)

 タブレットでの再生は、RECOPLAからDLNAプレーヤーを利用する形になっている。Sony Tablet Sはデュアルコアということもあり、再生は極めてスムーズ。ハイビジョン画質を十分に楽しめるものだ。また、プレーヤーソフトは単独でも動作が可能で、RECOPLAが対応していないDLNAサーバのコンテンツを一覧することも可能だった。ただし、筆者宅にある3つのDTCP-IP対応DLNAサーバからデジタル放送の録画番組を再生することはできなかった。

こちらはDLNAプレーヤー。DLNAクライアントになっていて、単体での利用も可能。BDZ-AT950W以外の機器も認識しているのが分かる。ただし、録画番組の一覧は「RECOPLA」の方が確実に便利だ

ほかのDTCP-IP対応DLNAサーバを選択したところ。録画番組一覧に警告マークが表示されており、再生できない(左)。プレーヤーソフトで「ライブチューナー」を選択すると放送中番組の一覧が表示され視聴も可能

 放送中番組の視聴は、RECOPLAの画面上部にある「放送中番組」を選択する。こちらも放送中番組を放送波別に表示したり、番組の経過時間などでソートすることが可能。先ほどの録画済み番組一覧と同様、設定画面ではチャンネルフィルターやソートボタンの表示を選択できる。有料/無料チャンネルを区別して表示したりとカスタマイズ性は非常に高い。

放送中番組の一覧。すべての放送局(左)とBSだけの表示に切り替えたところ。番組の進行度、残り時間などでソートできるほか、分かりやすいバー表示で番組の進捗度を一覧できる(右)

 使い勝手も録画済み番組と共通化されていて、目的の番組を選択すると、DLNAプレーヤーソフトを使ってタブレット上で再生するか、レコーダーのチャンネルを切り替えてHDMI接続したテレビで視聴するかが選択できる。DLNAプレーヤーでの視聴は、画面が表示されるまでに少々待たされるものの、見始めると不満は感じないレベル。これで家じゅうどこにでも持ち運んでテレビを視聴できるわけだ。

表示設定で自分好みにカスタマイズできる(左)。放送中の番組を選択すると、DLNAプレーヤーソフトを使ってタブレット上で再生するか、レコーダーのチャンネルを切り替えてHDMI接続したテレビで視聴するかを選択できる(右)


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