2007年に当連載でエセンシアジャパンの歯ブラシ除菌器「ESA-201」を紹介したことがあるが、この歯ブラシ除菌器が先日、保護カバーの付け根が経年劣化で壊れてしまった。常に紫外線を浴びる部分のため弱くなっていたのか、いきなりポロッと破損した。まあ5年弱の間、故障せずに使い続けられたのでよしとすべきだろう。
気を取り直して新しい歯ブラシ除菌器を買おうと色々調べたら、以前よりも歯ブラシ除菌器を扱うメーカーが増えていて驚いた。価格もかなり安くなっている。「ESA-201」も健在だったが、どうせなら今度は違うものを、と思って色々と探してみた。すると妙に安い製品を発見。エイコーの「オーラルドクター 据置用歯ブラシ除菌庫」という商品である。
お値段はなんと税・送料込み1980円(4月4日現在、Amazon.co.jpにて)。「ESA-201」は2007年の当時、8980円で購入したものだ。エセンシアジャパンも最近では5000円くらいの低価格機種をそろえているが、「オーラルドクター」はそれよりもさらに安い「イチキュッパ」である。これは安い!ということですぐに購入ボタンを押してしまった。
「オーラルドクター」は165(高さ)×95(直径)ミリ、質量は約175グラムと、コンパクトで軽量な歯ブラシ除菌器だ。デザインはタマゴを細長くしたようなシンプルなデザインで、「ESA-201」のようなカバーの可動部もない。除菌できる歯ブラシは4本で、除菌する場合はブラシを下にして上から突っ込んで差し込む。
柄の部分が上になるので、さまざまな形の歯ブラシをセットできるのもうれしい。たとえば電動歯ブラシのように取り外すと短くなってしまう歯ブラシや、子ども用の歯ブラシでも問題なくセットできる。「ESA-201」は柄の部分を下にするため、短い歯ブラシはセットできなかったのだが、それと比較すると「オーラルドクター」のほうが自由度はずっと高い。
電源はAC駆動ではなく、単三形乾電池2本を使う。電池の取り替えが面倒な反面、設置場所の自由度が高いというメリットもある。洗面所の周りが狭くても、本体が小さいので設置に悩むこともないだろう。
正面の小さなボタンは、紫外線光の照射スイッチで、歯ブラシを除菌する場合は、本体にセットしてからこのボタンを押すとオンになる。「ESA-201」の場合は照射ランプのオン/オフが自動だったので、それに比べるとちょっと面倒くさい。
また、「ESA-201」にはファンが内蔵されており、一定時間ごとに自動回転して本体内部の湿気を排出する機能が搭載されていたが、「オーラルドクター」にはそのような機能はない。
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