ボーズは9月4日、薄型テレビ用に開発したシンプルなスピーカーシステム「Solo TV sound system」を発表した。価格は4万2000円で、9月7日からボーズ直営店や取り扱いディーラーで販売する。
テレビを上に載せる“台座型”のスピーカーシステム。「ホームシアターまでは必要ないが、薄型テレビの音に不満があり、手軽に改善したいユーザー」(同社)に向けて訴求する。
本体サイズは525(幅)×71(高さ)×309(奥行き)ミリと小型ながら、左右それぞれに2つのフルレンジスピーカーを搭載し、外側のユニットは少し外向きに配置。2つのバスレフポートを背面に設け、低音も強化した。これに独自のデジタルシグナルプロセッシングとスピーカーアレイ技術「Bose speaker array technology」を合わせ、セリフはもちろん、効果音や音楽などもクリアに再生するという。フロントサラウンド機能などは持たないが、迫力と広がりのある音が楽しめる。
テレビとの接続は、光デジタル音声ケーブル1本で済む。対応フォーマットはPCMとDolbyDigitalで、AACには非対応だ(テレビ側でPCMダウンミックスに設定)。ほかに同軸デジタルとアナログRCA端子を備え、オーディオ機器なども接続可能。なお、リモコンは電源とボリューム調整だけで、入力切り替えは持たないシンプルな作り。光デジタル優先で、入力信号のないときにほかの入力端子に切り替わる仕組みだ。
本体の耐荷重は18キログラム。42インチ以下の薄型テレビを想定している(テレビスタンドの幅が508ミリ以下、奥行き260ミリ以下)。
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