携帯電話や無線LANなど、今やわれわれの身の回りにはさまざまな電波が飛び交っているが、このような電波に反応して登場する虫「電虫」を捕獲できるガジェットが、今回紹介するメガハウスの「電虫トルーペ」だ。もちろん、この「電虫」はトルーペ上でしか見られない架空の虫で、実際に触れることはできない。
架空の生き物を集めるオモチャといえばポケモンの関連玩具でも似たようなものがあるが、電虫トルーペは実際に身の回りを飛び交う電波に反応して出てくるというのが斬新だ。見えない電波が可視化されるような感じで実に面白い。
価格は楽天市場の「ハピネット・オンライン」で税込み3130円で売っていたので、そこで購入した。この手の小型ディスプレイが付いた玩具としては、まあ納得できる値段だと思う。
本体は携帯電話をひと回り大きくしたくらいのサイズで、電池ボックスを兼ねたグリップの上にジョグダイヤルと液晶画面が搭載されている。この液晶画面は透過式で、背景が透けて見えるようになっており、ちょっと未来的な感じだ。ただ、背景が黒っぽいと絵が良く見えづらいのが残念。
液晶画面の上には赤外線通信部も搭載している。カラーはブラックで、全体的にゴツいデザインで丈夫そうだ。
裏側の電池ボックスには単四形アルカリ乾電池を2本を入れる。また、裏側の上部にはリセットボタンとスピーカー穴も付いている。ジョグダイヤルは上下左右に倒せるようになっており、右に倒すと「決定」、左に倒すと「キャンセル/戻る」になる。
電源スイッチは搭載されていないが、オートスリープ機能が付いており、通常画面で約3分間、捕獲状態で約10分間無操作で画面が消える。スリープ中でもジョグダイヤルを動かせばすぐに復帰できる。
また、バイブレーション機能も搭載しており、電虫が見つかったときなどブルッと震えて知らせるようになっている。
最初にプレーヤーの名前を入力すれば準備OK。モードは「ホカク」「エツラン」「コウカン」「バトル」「セッテイ」の5種類で、ジョグダイヤルで選択する。
まずはホカクモードで電虫の捕獲だ。無電波状態だと中央の「EB」のマークが点滅するだけだが、携帯電話や無線LANの電波をキャッチすると「EB」の周りを電虫アイコンが飛び回る。ここで電虫のアイコンが「EB」に重なったときにすばやくジョグダイヤルを右に倒すと捕獲アクション。ジョグダイヤルをグルグルと回して、約5秒以内に一定回数回ると捕獲成功となる。回し足りないと捕獲は失敗してしまう。
また、「回せアクション」のほかに「捕まえろアクション」というのもあり、この場合は電虫アイコンが飛び立った方向にジョグダイヤルを倒すと捕獲成功。違う方向にジョグダイヤルを動かすと捕獲失敗となってしまう。
成功すると電虫は自分のものとなり、GPというポイントも与えられる。GPを多く増やすと、「四電王」という幹部クラスの電虫が手に入る。電虫の名は「スズー」「ブラゼミ」「アゲチョ」「テトム」といった実在の虫の名をちょっとアレンジしたようなものが多い。
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