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リアスピーカーを無線化した“リアル5.1ch”システム「BDV-N1WL」、ソニーからイルミネーション付き(1/2 ページ)

» 2013年08月08日 21時04分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月8日、ホームシアターシステムの新製品として、リアル5.1chの「BDV-N1WL」を発表した。日本の住宅事情やリビング環境を研究し、リアスピーカーワイヤレス接続とした。実売6万円前後で8月31日に発売する。カラーは光沢ホワイトのみ。

「BDV-N1WL」と設置例

 BD/SACDプレーヤーを内蔵したフロントアンプと5本のコンパクトスピーカー、サブウーファー、そしてリアスピーカー用のアンプユニットを同梱(どうこん)したサラウンドパッケージ。フロントとリアのスピーカーは同一形状で、スタンドを付けて自立させるか、壁掛けにするかを選択できる。

リアスピーカー用アンプユニット。サイズは約206(幅)×60(高さ)×236(奥行き)ミリ(左、中)。サラウンドスピーカーを接続して壁掛けにしたところ(右)

フロントとリアの4本は、それぞれ80ミリ径の磁性流体スピーカーと20ミリのソフトドームツィーターを搭載(左)。また、フロント/リアのスピーカー下部とセンターユニットに“イルミネーション機能”を装備。リモコン操作で青色LEDをオン/オフできる(中、右)

 リアスピーカーは、2.4GHz帯無線でワイヤレス化。2つのリアスピーカーを受信機を兼ねた専用アンプユニットに接続する仕組みで、部屋の中央をまたぐ配線は不要になる。なお、アンプユニットには電源コンセントが1つ必要だ。

 また、AVアンプに採用されている「スピーカーリロケーション」をパッケージシアターとして初めて実装。例えばリアスピーカーが部屋の形状や家具配置の都合で適切な位置に置けなくても、「適当において自動音場補正機能を使うだけ」(同社)で、理想の位置にあるかのようにファントム定位させることができる。

自動音場設定中(左)。サブウーファーも小型(右)

 さらに条件が厳しいケースにも対応する。どうしてもフロント側にしかスピーカーが置けない場合、全スピーカーを前方に配置して「オールフロントモード」を選択。すると、「S-FORCE PRO フロントサラウンド3D」が働き、バーチャルサラウンドとなる。これも5.1chシステムでは初搭載という。

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