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世代による違いがはっきり――クロス・マーケティング「音楽鑑賞に関する調査」

» 2014年02月10日 22時59分 公開
[ITmedia]

 クロス・マーケティングは2月10日、「音楽鑑賞に関する調査」結果を発表した。趣味として「音楽鑑賞」や「楽器演奏」を挙げた15〜59歳の男女を対象にインターネットアンケートを行った。有効回答は694件。

 これによると、1カ月あたりの音楽鑑賞に使用する金額は「1000円未満」と回答した人が40%で最も多く、「全くお金は使わない」人も21%いた。

音楽鑑賞に使う金額。ライブやコンサートは含まず(出典はクロス・マーケティング)

 また音楽にお金を使う人のうち、購入する媒体は「CD」が68%で1位、次いで「有料の音楽配信サービス」の25%だった。CDを購入しない人(222人)にその理由をたずねたところ、「YouTubeなどの動画視聴サイトで鑑賞できるから」が1位(48%)、「レンタルするから」が2位(37%)、「価格が手ごろではないから」が3位(32%)だった。

CDを購入しない理由

 世代による違いがはっきりした部分も多い。例えば音楽鑑賞場所で「歩きながら」「電車、バス」といった移動中は若年層ほど高くなる。音楽の情報入手源としてYouTubeなどの動画配信サイトやテレビを挙げた人も若年層ほど多く、年代が上がるにつれ「ラジオ」や「友人・知人からの紹介」が増える。

音楽の情報源や鑑賞場所、機器に関する年代別の集計結果

 さらに音楽鑑賞時に使う機器については、若年層が「デジタルオーディオプレーヤー」「スマートフォン」などモバイル機器が多い一方、「CDプレーヤー/MDプレーヤー」「自宅のコンポなどオーディオ機器」は年齢が高くなるほど割合が高くなった。一方、全体でトップの「パソコン」は年代差が現れなかった。

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