アユートは5月15日、iriver「Astell&Kern」ブランドの第2世代「AK120II 128GBストーンシルバー」(以下AK120II)、「AK100II 64GBスモーキーブルー」(以下AK100II)を発表した。ドイツのミュンヘンで15日(現地時間)に開幕する「HIGH END 2014」で先行展示を行う。なお、日本での発売日や価格は未定となっている。
DACは、第1世代で使用したWolfson社製WM8740から、Cirrus Logic社製のCS4398に変更された。AK120IIには、左右独立したデュアルDAC構成、AK100IIはシングルDAC構成となっている。CS4398とAstell&Kernの独自技術のAstell&Kernアンプを使用することによりAstell&Kern特有の原音忠実性を確保しながら、厚みのある音の輪郭を再現するという。
ディスプレイには、3.31型のAMOLEDを使用したタッチスクリーンパネルを採用し、アナログ信号の伝送時に発生するノイズの逆位相の信号を追加送信することにより、ノイズを取り除いた鮮明でクリアなサウンドを再現する「2.5ミリバランス出力」を搭載。
DSD再生に関しては最大5.6MHz(DSDからPCM変換)の再生が可能になり、音楽のジャンルに合わせて10バンド、0.5dBずつユーザー側で細かく調整ができるEQも搭載する。その他、Wi-Fiを使用したファームウェアのアップグレードやストリーミング再生および音源の購入も可能になる予定だ。
内蔵メモリは、AK120IIが128Gバイト、AK100IIが64Gバイトで最大128Gバイトまで対応のmicroSDメモリーカードスロットを1基搭載する。
製品デザインに関しては、AK120IIではストーンシルバーを採用し、AK100IIではスモーキーブルーカラーに変更された。AKシリーズのデザインのポイントであるボリュームホイールコンセプトはそのまま継承され、その位置やデザインは使い勝手と製品の安定性を考慮して設計されたという。
製品名 | AK120II 128GBストーンシルバー | AK100II 64GBスモーキーブルー |
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対応ファイル形式 | WAV、FLAC、WMA、MP3、OGG、APE(Normal、High、Fast)、AAC、ALAC、 AIFF、DFF、DSF(DSDは、PCM変換にて再生) | |
サンプリングレート | FLAC、WAV、ALAC、AIFF:8kHz〜384kHz(8/16/24bit/32bit Float/integer)※(384kHzは192kHz、352.8kHzは176.4kHzへダウンサンプリングしての再生。 32bitは、24bitに ダウンコンバート)、DSD64(1bit 2.8MHz)、ステレオ/DSD128(1bit 5.6MHz)、ステレオDSDは、PCM/176.4kHz/24bitに変換 | |
出力レベル | アンバランス2.1Vrms+2.1Vrms/バランス2.3Vrms+2.3Vrms(負荷無し) | アンバランス2.0Vrms+2.0Vrms/バランス1.7Vrms+1.7Vrms(負荷無し) |
Bluetoorh | Bluetooth 4.0(A2DP、AVRCP) | |
無線LAN | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHzのみ) | |
バッテリー | 3250mAh、リチウムポリマーバッテリー | 3150mAh、リチウムポリマーバッテリー |
本体サイズ | 55(幅)×118(高さ)×14.9(厚さ)ミリ | 55(幅)×111(高さ)×14.9(厚さ)ミリ |
重量 | 177グラム | 170グラム |
価格 | 未定 | |
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