シャープは5月20日、新しい4Kテレビ「UD20ライン」3機種と4K試験放送対応のチューナーを搭載したHDDレコーダー「TU-UD1000」を発表した。「TU-UD1000」と一部を除く4Kテレビは6月25日に発売予定。NexTV-FがスカパーJSATのインフラを借りて6月2日から実施する4K試験放送の視聴および録画が、自宅でも行えることになる。
型番 | 52UD20 | 60UD20 | 70UD20 | TU-UD1000 |
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概要 | 52V型4Kテレビ | 60V型4Kテレビ | 70V型4Kテレビ | 4K対応CS 124/128度チューナー、HDD録画機能付き |
発売日 | 7月15日 | 6月25日 | ||
実売想定価格 | 43万円前後 | 50万円前後 | 70万円前後 | 12万円前後 |
「TU-UD1000」は、「スカパー!プレミアムサービス」に対応したチューナーとH.265(HEVC)デコーダーを搭載したHDDレコーダー。124/128度CS放送用のパラボラアンテナ(一般的な45センチ径)、および付属のICカードと組み合わせれば、Nex-TV-Fの4K試験放送を受信できる。4K試験放送の視聴は無料だが、事前にスカパー!のカスタマーセンターに視聴申し込みを行う必要がある。
4K試験放送の録画も可能だ。録画は圧縮などを伴わないストリーム記録(TS記録)のため、「4K試験放送をありのままに受信・録画・再生する。試験放送のビットレートは40Mbps前後と聞いているため、1Tバイトの内蔵HDDに(すべてを4K放送にあてれば)約53時間の録画が可能だ」(シャープ)。なお、HDMI経由で接続する4Kテレビは、HDMI 2.0とHDCP 2.2をサポートしていることが条件になる。
このほか「TU-UD1000」には地上/BS/CS110度のチューナーも2基搭載。Blu-ray Discドライブこそ持っていないものの、そのほかの録画機能は同社製BDレコーダーのWチューナーモデルとほぼ同等で、もちろん長時間録画も可能だ。ほかにも「見どころポップアップサーチ」や「かんたんメニュー」、DLNAによるホームネットワーク経由の番組視聴など、現行スカパー!チューナー搭載機「BD-SP1000」と同じ機能を利用できる。
ただし、この2K録画と前述の4K録画は完全に独立した機能になっているため、4K試験放送の録画でこれらの機能を使うことはできない。また同機はUSB外付けHDDによるストレージ増設にも対応しているが、そこに4K試験放送を録画することは不可となっている。
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