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自宅でも4K試験放送が楽しめる! シャープが対応レコーダーと新型4Kテレビを発表録画もできます(1/2 ページ)

» 2014年05月20日 11時00分 公開
[ITmedia]

 シャープは5月20日、新しい4Kテレビ「UD20ライン」3機種と4K試験放送対応のチューナーを搭載したHDDレコーダー「TU-UD1000」を発表した。「TU-UD1000」と一部を除く4Kテレビは6月25日に発売予定。NexTV-FがスカパーJSATのインフラを借りて6月2日から実施する4K試験放送の視聴および録画が、自宅でも行えることになる。

AQUOSの「UD20」シリーズと「TU-UD1000」。画面に映っているのは、実際の試験放送と同様にアンテナ線から入力し、TU-UD1000内蔵のHDDに録画した4Kネイティブ映像だ

型番 52UD20 60UD20 70UD20 TU-UD1000
概要 52V型4Kテレビ 60V型4Kテレビ 70V型4Kテレビ 4K対応CS 124/128度チューナー、HDD録画機能付き
発売日 7月15日 6月25日
実売想定価格 43万円前後 50万円前後 70万円前後 12万円前後
「UD20」シリーズは3サイズ

HEVCデコーダーを搭載したHDDレコーダー

 「TU-UD1000」は、「スカパー!プレミアムサービス」に対応したチューナーとH.265(HEVC)デコーダーを搭載したHDDレコーダー。124/128度CS放送用のパラボラアンテナ(一般的な45センチ径)、および付属のICカードと組み合わせれば、Nex-TV-Fの4K試験放送を受信できる。4K試験放送の視聴は無料だが、事前にスカパー!のカスタマーセンターに視聴申し込みを行う必要がある。

「TU-UD1000」

 4K試験放送の録画も可能だ。録画は圧縮などを伴わないストリーム記録(TS記録)のため、「4K試験放送をありのままに受信・録画・再生する。試験放送のビットレートは40Mbps前後と聞いているため、1Tバイトの内蔵HDDに(すべてを4K放送にあてれば)約53時間の録画が可能だ」(シャープ)。なお、HDMI経由で接続する4Kテレビは、HDMI 2.0とHDCP 2.2をサポートしていることが条件になる。

HDMI出力とCASカードスロット。4Kテレビは、HDMI 2.0とHDCP 2.2をサポートしていることが条件だ

 このほか「TU-UD1000」には地上/BS/CS110度のチューナーも2基搭載。Blu-ray Discドライブこそ持っていないものの、そのほかの録画機能は同社製BDレコーダーのWチューナーモデルとほぼ同等で、もちろん長時間録画も可能だ。ほかにも「見どころポップアップサーチ」や「かんたんメニュー」、DLNAによるホームネットワーク経由の番組視聴など、現行スカパー!チューナー搭載機「BD-SP1000」と同じ機能を利用できる。

 ただし、この2K録画と前述の4K録画は完全に独立した機能になっているため、4K試験放送の録画でこれらの機能を使うことはできない。また同機はUSB外付けHDDによるストレージ増設にも対応しているが、そこに4K試験放送を録画することは不可となっている。

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