ボーズからノイズキャンセリングヘッドフォンの日本市場限定モデルとして、「QuietComfort 25−JAPAN CONCEPT MODEL」が登場する。「MAKI-E」(蒔絵)と「SUMI」(墨)の2種類があり、価格は、スタンダードモデルから1万円アップの4万円(税別)。発売は3月10日とまだ少し先だが、製品サンプルができ上がったようなので、さっそく写真でチェックしていこう。
「QuietComfort 25−JAPAN CONCEPT MODEL」の場合、本体カラーと付属品以外はスタンダードな「QuietComfort 25」と共通だ。このため、純粋にカラーリングと限定モデルという付加価値にプラス1万円を出すかどうかが選択のカギになるだろう。なお、既に予約受付は開始している。
「MAKI-E」は、日本独自の漆工芸“蒔絵”に着想を得て、その世界観を表現したモデルだ。蒔絵とは、漆器の表面に漆(うるし)で模様を描き、それが乾く前に金属の粉を蒔いて定着させる技法。金粉や銀粉などが使われることが多く、漆が作り出す黒地と相まってきらびやかな文様を描き出す。
「MAKI-E」にも光沢のある金色が使われているが、ヘッドバンドの内側という目立ちにくい場所だ。同社によると「あえて内側に金を持ってくるのが日本的な奥ゆかしさ」という。デザインは国内で行っており、日本人らしい美意識が反映された配色といえそうだ。またゴールドの上下には光沢のある黒がいくつか使われているが、ほとんどが内側に配されている。
ハウジングは銀と黒。どちらもあえてマットな色になっているのも考え方は同じだ。ポータブル用途が前提のノイズキャンセリングヘッドフォンだけに、シックな配色がありがたい。
スタンダードモデルとの違いは、ハウジングのボーズロゴがプリントになったこと。標準モデルは光沢シルバーでエンボス調に盛り上がっているため、マットな配色の中では存在感がありすぎるという判断だ。またハウジングの内側もオリジナルのグレー。ケーブルのリモコンボタンも真っ黒になっている。
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