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往年の名スピーカーを手に入れた気分が楽しめる――ペーパークラフトキット「iHorn Paragon」橘十徳の「自腹ですが何か?」(1/2 ページ)

» 2015年04月01日 19時56分 公開
[橘十徳ITmedia]
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 今回紹介するのは、あの名スピーカーJBL「PARAGON」のフォルムに似たペーパークラフトキット「iHorn Paragon」。個性的なフォルムがリアルに再現されており、完成したら上部にiPhoneを乗せて拡声器として使える。憧れのスピーカーを自分の手で作り上げる喜びを味わってみてはいかが?

「iHorn Paragon」

 1957年にJBLが発表したスピーカー「JBL PARAGON」は、そのユニークな形とすばらしいサウンドで高く評価され、30年にわたって生産された。このスピーカーのフォルムに“インスパイア”されたダンボール製ペーパークラフトキットが今回紹介する「iHorn Paragon(アイホルンパラゴン)」だ。

 JBL Paragonといえば、ハーマンインターナショナルが1/13スケールのミニチュアモデルを限定で発売し、すでに先行予約が終了しているが、こちらは価格が少々お高い(税別4万4000円)。こちらの「IHorn Paragon」ならば、それよりもずっと手頃な価格でParagonのフォルムを1/10のスケールで楽しめる。

 しかもこのペーパークラフトキット、ただ単に作って終わりというわけではなく、上部にiPhoneなどのスマートフォンをセットできるようになっており、できあがったあとは拡声器としても使えるのだ(スピーカーユニットは付いていない)。価格は2682円(税込、送料別)で、このサイズのペーパークラフトキットとしては妥当なところ。センチュリーの直販サイト「sirobako.com(白箱.com)」で購入できる。

パッケージ

エンボス加工が施された表面

 パッケージを開けると、黒色のダンボールパーツが6枚入っている。iHorn Paragonで使われているダンボールは、厚さがわずか1ミリの薄いダンボールを使用しており、センチュリーによるとこれは世界最薄だそうだ。これらのダンボールには表面にエンボス加工が施されており、木目のような質感を表現している。

ダンボールパーツ6枚が入っている(左)。説明書は分かりやすい(右)

 ダンボールパーツの切り抜きはハサミを使わずに行うことが可能で、まずは土台から作っていく。組立説明書は小さめだが、分かりやすい絵で解説しており、右と左のパーツを間違わないように注意しながら作れば、それほど迷うことなく組み立てられるだろう。

工具不要で組み立て可能(左)。パーツを差し込んで固定していく(右)

中央パーツの組み立て(左)。山折と谷折を確認しながら作成する(右)

次第にParagonらしい形になってきた

 基本的にはダンボールを折って壁を作り、パーツを差し込んでいくだけで、工具や接着剤などはいらない。パーツの差し込み位置の精度もまあまあだが、一部、穴が狭すぎて差し込みにくい箇所もあった。また、微妙にカーブを付けて曲げる箇所もあって、この部分については丁寧な作業が必要となる。

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